Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やはり 全て白ワインの

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本日は、辛うじての筋トレを。お昼前には起床なのですが、もう少しベットにしがみついていたかったのも本音でしたが・・・・・・。

それにしても 嫌な事件が相変わらず沢山起こるな。簡単に人を殺してしまう その神経に驚かされる。

で 昨夜は新年早々のお越しに心より!

・Chateauneuf du Pape Blanc’98 Chateau de Beaucastel

・Chateau Pape Clement Blanc’81 Graves

・Au Bon Climat Nuits Blanches au Bouge Harmony’01 Santa Maria Valley 1,500ml

・Lanson Brut Black Label NV

今宵も もう両手に華の状態も もう持ち切れないでしょう?のお越しでしたが、有難い限りなのですが やはりの時間差のお越しは まあ仕方ないよなあ 限られた調理ながらも洗い物の山は凄まじく。とは言え、働けることの充実感には変わりありません。

失礼ながらも これまで色々とお飲みいただきましたが結果が出られていることに嬉しき思いです。全てが最初だけですがブラインドでのご提供は ソムリエールのお越しも有られたのでお遊びでした。同業者の方が、近いお答えを出されるのは 当たり前でも ですが 全くの異業種のムッシュが ヴィンテージをぴったりとは恐れ致しました。幾分の若さを残しながらも濃密なローヌの白は 変化球だろうなあ。教皇のワインですよ。

2本目は、これまた悩ましい白ワインで これもまた教皇のワインのボルドーを。ひょんなことから行方不明だったボトルでしたが、今宵のお遊びのポイントにも。

柑橘系の香りが残るのは ボルドー・ブランの品種の要因でしょうが以前にイグレックの’66’65を飲み込まれたご経験が 逆に悩ましさにもなられたかも?の 嘗ては評論家筋に酷評をされていた辺りのヴィンテージですが、ご生業的にも 面白みも。

そして、これも またお遊びのような展開でしたが 今宵のソムリエールなのですがSNSでお飲みになられていたのを存じていたので。ですが、銘柄的には同じながらも これまた当然ですが 僕のカウンターではヴィンテージが異なります。しかもマグナムなので。もうおひとりの合流も有られたので マグナムだろう?の思惑でしたが お料理に追われて スムーズに ブルゴーニュの白まで行きつかなかったのが誤算でもありましたが カリフォルニアを代表する造り手のひとつでもある 彼らのこのキュヴェは 何時もながらの素晴らしさです。’01とは言え パワフルな果実の塊で やはりシャルドネの高貴な特性を十二分に綴じ込めたリッチとしか言えないヴォリュームです。

もう少しの酒量に余裕は有ったか無かったか?でしたが、お席を立たれる直前のハーフのNVオールド・シャンパーニュを。最後の1本でしたので ここにお渡し出来たのも良かったのですが、程よく熟れたランソンの柔らかい泡に 今宵の〆を整えてもらえたような。ブルゴーニュがお出しできずに 若干の心残りでしたが申し訳なくです。

ちなみにお隣に今宵の宿泊の韓国からの若者4人は、賑やかに歌っていたようです。エレベーターホールでは、その歌声が楽しそうに聞こえておりました。京都を楽しんでくれていれば それで良しかと。

Sommelier R.Imamura