Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’98’82

強烈な雪で本日のジムは、恐る恐る自転車を漕いで行った。ですが、そうだよな疏水沿いの車が通らない小道は雪がしっかりでしたが帰り路の車道はもう溶けていた。京都はそんなもんだな。
まま、それでも我が家は愛犬 はなちゃんに初の雪を踏みしめる体験も出来たのでよしとしよう。
そして本日はバレンタインデーでしたが、我が家の男衆は今年はひとつもメダルをもらえなかったようです・・・・。大丈夫なんだろうか?
・Caillou Blanc Chateau Talbot’98
・G.Michel Brut Tradition’82

もう、おっさんだからな・・・最近はバレンタインデーのチョコレートの数も減少傾向ですが、お心使いの義理チョコならぬマカロンやラスクなど色々と考えていただき有難うございます。何時も大したお返しなども出来ていないのですが、流石だな。
中盤に祇園町のお姉さんから、ワインのご依頼もありましたが やはり特別な銘柄はもう手が付けられない。以前は僕のカウンターでもお飲みいただいた男性からのご依頼だったそうですがスペインのロマネ・コンティと称されるウニコは、お互いの思惑はすれ違い結局レ・フォールド・ラトゥール’02でご理解いただけたかと。このセカンドですら、現状はネット・ショップですら見つからないですよ。ウニコに関しては’00’87が手持ちでありましたが、どうやら近場の酒屋さんでももう彼らの思う価格ではなかったようで。僕個人はコレクターではないので、勿論ゲストにはワインをお渡ししたいし可能であれば僕のカウンターで飲んでいただきたい。ただ、許される限り現在の市場価格に反映されるお商売でありたいです。
そして深夜の久々のムッシュは、2月は初のご利用で。僕的にはこちらの顧客がお越しになられないと月が始まらないような気持ちを予てから持っておりましたが、考え過ぎかな。
辛口の白ワインとのご指定に、こんな時は大抵ボルドー・ブランにシフトする傾向が僕には。まま、それでも’98なので熟成による甘みの纏まりが気になりますが これも果実酒だからな。結果は良き流れでしたが気が付けばこの優良シャトーの白ワインの手持ちもこれが最後だったかな?
〆のシャンパーニュは、’82で。高騰の煽りもこのシャンパーニュに於いてもご多分に漏れず。特に少しでも熟成した銘柄はもうリストをもらう度に手が付けられません。
どこかしら、やや野暮ったいスタイルのこのメゾンですが やはり’82ともなると飲み頃の蜂蜜の甘みが綺麗に。昨夜のNVを思い出すと比較はすべきではないですが、やはりヴィンテージ・シャンパーニュは伊達に高いプライスが掲げられているわけではないのですよ!

               Sommelier R.Imamura