Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’96’89’82

本日のお昼間は、少しだけ運転手をしてから サッカーのテレビ観戦で。テストの終わった長男は、早速遊び惚ける訳ですが そろそろ 2年生になるので お勉強の方を頑張らなければ?の段階が見えてきております。
で 昨夜の 久々の素晴らしいシャンパーニュに右岸の'82も
・Chateau La Pointe'82 Pomerol
・Veuve Clicquot Ponsardin Reserve'89
・Perrier Jouet Belle Epoque'96

前半からのご予約がありがたく。お料理にも必死感はありましたが、ゆっくりとのテンポの食され方でしたので。
移転後初の 久々の方々もおられ 瞬間の バタバタもありましたが 月末の週末は ほんの少しだけでも動きがあることが。
メルローがご所望で。硬い重めの味わいのワインにはもう・・・・。のリクエストに ポムロール とサンテミリヨンから選択肢を2種づつ。併せてカリフォルニアを1種 合わせましたが 結果は 偉大なヴィンテージへと。'82と言うだけでも価格の高騰が避けれないボルドーですが このラ・ポアントは それでもお利口な。
やはり、熟成したワインにしか見られない複雑なトリュフの香りに満たされながらの 牛ほほ肉の赤ワイン煮も 素敵かと。贅沢に煮こまれたワインの量は ワインバーならではの。
深夜の切り替えは 何時ものお二人で。だいぶ、お疲れのようでしたが 1本だけ!のシャンパーニュは ハーフを追加して。
かなり特殊なワインラヴァーのムッシュでも 最近は'89のシャンパーニュが見つけ辛いようで。'88'90はあるのですが?でしたが 僕の手持ちは意外に'89はまだあるような・・・・。ただただ、価格が おっしゃられる通りで。
一般的には、十分な熟成感の未亡人ですが 古酒好きなメンバーなだけに やや溌剌さも感じながら。勿論、柔らかく落ち着いた酸は このクラスの持ち味で。ワイン談義は尽きない流れで やはり少し足りない酒量でも。
話題の流れでの ハーフのシャンパーニュの極上は。通常では NVのクリュッグくらいかな?ハーフでは?の中で 覚えておられたのがこのアネモネで。勿論、オールド・ヴィンテージの特殊な銘柄はあるのですが プレステージでは希少なハーフのベル・エポック。それでも 市場では全くです。事実、僕自身も'88'90'96くらいの経験しかないハーフですので。そして、これが最後の希少な1本で。先ほどよりも若いヴィンテージですが ハーフの為か味わいは むしろぴったりの熟成感で。滑らかで 極上の酸化のニュアンスが 正に蜂蜜の。
あっという間の 375mlでしたが その美しいボトルで誤解をされていますが 飲み頃のアネモネは 極上かと。
Sommelier R.Imamura