Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’12’89’87’64

本日のお昼間は、食材等の買出しに。次男と近所のドライブでもありましたが、リクエストのベスパ100ccでは行く元気が寒すぎてなかったのでシトロエンで。その後の愛犬 はなちゃんの散歩もこなしたのですが、どちらも寒すぎてお腹が痛くなるくらいの冬本番の京都です。
で昨夜の久々の極上は
・Chateau de Fonsalette Syrah’89 J.Reynaud
・Laurent Perriere Brut’64
・Hermitage La Chapelle’87 Paul Jaboulet Aine
・Zinfandel’12 Clos du Val

12月の週末か?そんな厳しき展開に扉を開けていただけたドクターは、11月のノルマは果たしていただけなかったものの 今宵はお心使いも。
何時もながらの有り難い限りなのですが、お越しの際は宿的のワインバーさんの1周年の情報をいただけ そちらに足を運ばれなかったことに安堵もありましたが そうか 女性の経営されるワインバーも祇園町にも数件ございますね。皆さん容姿端麗の方ばかりです、そらあ僕でも興味魅かれるな・・・。
そんな展開ですが、やはり僕のカウンターでは変わらない熟成した逸品をお勧めする次第で。
先日の’86の印象も冷めやらぬ今宵の’89ですが、僅かながらの噴き具合にも 濃密で妖艶なシラーは何時もながらの彼の優雅な甘みを。ちなみにこちらのムッシュも先日の’86をお試しいただいたムッシュ同様に今月の特集のドメーヌ・ルロワの’04を目当てにされていたようで。やはり目を付けられるところは皆様。
ヴィンテージ’64のシャンパーニュが特集に含まれていたのを目ざとく。これもまた有り難い限りです。ハーフと言うこともあり完全に泡は消え失せる琥珀色の液体ですが、これもまた極上のシャンパーニュのひとつです。濃密な甘みを蓄えた熟成の逸品で。
お隣にお越しになられた海外からのムッシュは、今年は2度目で。例年ならば4度ほどはお越しなので 今年は申し訳ないとのことでしたが遠方と一言では言えない距離ですので 8年間のお付き合いだけでも有り難く。それにしても、奇遇なことに先のムッシュとこちらのムッシュの握るハンドルが跳ね馬と言うのもこれまた。
赤ワインであれば、やはりローヌかボルドートスカーナ。そんな嗜好は変わられずですが、ローヌの美味しい季節だけにこちら人気のジャブレのシャペルを。エルミタージュの こちらも代名詞的な造り手でもある彼のしかも’87は柔らかい粗目のような甘みを湛えて。今宵は男性陣のみでしたが何時もの御着物の女性は次の機会かな?
〆のムッシュは今宵も中々の長丁場に。お話しは尽きない方だけに覚悟は致しておりましたが、年末もあってか。毎年リリースされるクロ・ド・ヴァルのクリスマス・エッチング、ままジンファンデル好きにはよろしきものかな。味わい的にはカベルネ・ソーヴィニヨンだと十分なものになるのですが、やはり やや軽やかで。まま、それでも今宵辿り疲れまでに しこたま飲まれているでしょうから。ベタなボトルもまたこの時期はご容赦ください。

            Sommelier R.Imamura