Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'96'82

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雨男でした。本日は折角お誘いいただいた、甲子園でしたが夕方には中止が決定いたしましたので ズル休みの予定でしたが急遽店舗に出向いて。

それにしても ツキがないなあ・・・・・。

で 昨夜の久々の抜栓は

・Guilem de Fargues’96 Lur Saluces

・Meursault’82 Philippe Thevenot

奇遇なことに昨夜は、顧客の方は岡山から甲子園を経てのお越しで。ばっちりと虎柄を羽織られておられましたが、羨ましい限りで。ただ、結果が中々のストレスの内容で鯉に勝てない虎さんで。

何時ものように白ワインを。ですが、今回はボルドーの白をチョイスしてみまして。

印象的な王冠をモチーフに掲げるギレム・ド・ファルグは、ボルドー貴腐ワインの最高峰のシャトー・ディケムの所有者が仕込む辛口の白ワイン。しっかりとエチケットにもその名のリュル・サリュースも記載されており。明らかに熟成を経た黄金色に熟れた香りは明らかにその素性を物語っており。セミヨンに若干の貴腐菌のニュアンスが個性を感じさせるユニークなワインかと。

2本目は、ブルゴーニュを。この流れを想定しての思惑でしたが このボトル コルクは美しく黴もたたえておりましたが 明らかにその色調は穏やかで 先のファルグと比較しても淡い色調に おや?と。味わいには その熟成感は見て取れるものの 何処かでリコルクを施されているような酒質に やや穏やかさを感じさせるフィリップ・テヴノで。村名だから?とも思いながらも だったらより熟成が進んだ味わいを想定しますが そんな印象でも無くシャルドネのバランスの良さが感じられるボトルでも。

この後が本日の疲労へと繋がる流れに。グラッパに またまた手を出してしまい 更に紫煙を調子にのってしまい2本も。やはり、体力的にもう2本の葉巻は負担があるようで。ですがねえ、心許す方とは素敵な時間が夜長を一段と。

今年も祇園祭りのご予約もありがとうございます。

Sommelier R.Imamura