Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’95’93’88’85

本日のお昼間は、買い出しだったのですが 寝坊してしまい。慌てながらの年内最終のお支払いをこなしながらも 次男と渋滞する車の列に 暴言を吐きながら。まま、結果的には 色々な事柄を ぎりぎりでこなしながら 無事に店舗まで辿り着いたので。
で 昨夜の まま年末らしさのご様子かな?
・Guilem de Fargues’93 Lur Saluce
・Volnay Santenots’85 Hubert Rougeot
・Chateau Clarke’88 Listrac Medoc Baron Edmond de Rothschild
・Chambolle Musigny’95 Daniel Moine Hudelot
前半からの年末のご挨拶を兼ねたご来店に ほとんど今年もワインを購入させていただいていないワイン商さんなのですが律儀なワイン商さんです。

そんなお人柄の良さに 可能な限りはワインもいただこうかと思うのですが やはり得意とされる手持ちのワインのラインナップの内容が重要で。
まま、そう言った意味合いの中では 扱わせていただくワインのお勧めも異なってまいりますが 今宵はプチ・イケムと言われる ファルグの辛口から。ですが、彼もまたソムリエさんなのですが ファルグの存在自体もご存じないのも また 致し方ないかもしれませんが。ケースで手持ちが有った ギレム・ド・ファルグも これで残すところ僅かな手持ちになりました 熟成感抜群のボルドー・ブランも またシャルドネとは異なる存在感をこのクラスは感じさせます。
お次は、台湾帰りのマダムが お近づきになられで。赤には ’85のサントノを。これは、また幾分かの熟成感ですが リコルク物は 先の’93よりも若々しさすらの段階かと。流石に有資格者の彼は 一時中抜けをされていましたが その味わいに 若さとリコルクを指摘され。
そして そのお次は そうですね リコルクしていない 意義をはっきりと感じさせるオリジナルの熟成を。ボルドーの もうひとつのロートシルトはリストラック・メドックと言うある種 辺境のエリアかもしれません。他の2つがポイヤックのトップなだけに その差は有る意味で興味深く またその’88であれば。明らかに ぐっと 熟成感は増し 結果的には カウンターに並ばれた 全てお一人様でしたが 全てを抱え込むように 取り込みながら グラス対応はボトルへと。
シルキーなメルロータッチの味わいですが 柔らかく ほろ苦いビターテイストの優良年の逸品は 分かち合う楽しみもまた。
深夜の お越しは先日の忘年会の貸し切り時に 紛れ込まれた社長さんで。ひょんなことで 新米のママさんをご紹介出来た事もまた よろしかったかな?
それにしても 若手の経営者の会の皆様ですが 若いな ご立派で。〆の1杯ちょっとづつとは言いながらも 中々のお値段でもありますが その柔らかく繊細なピノ・ノワールの味わいに ご理解のほどをいただける辺りも ままその先に飲まれていたものにも左右されますが 素敵なことかと。
使い勝手と 大切に使っていくべき’95の しかも人気のアペラシオンで 近年評価も上がる モアン・ユドロは これまた 手持ちの枯渇が目に見えてきた・・・・・・。より大切に扱っていきたい 上質な1本で。
Sommelier R.Imamura