Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'04'03'78'73

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休日は 相変わらずの。運転手を こなしてから 雨が降り始めておりましたので 今週の 伏見稲荷には そのまま シトロエンで。雨の中ですが 異常な 観光の方々に やや 閉口しました。

京都が 人気なのは 良いことなのですが そろそろ 量より・・・・・指導者の方々は 考えていただくべきかと。大切な リピーターの方々の 京都離れを防げるようにお願いしたい!

で 久々の 素晴らしい晩で

・Auxey Duresses'03 Morey Blanc

・Blanc Fume de Pouilly Silex'04 Didier Dagueneau

・Barbaresco'73 Gaja

・Moet et Chandon Brut Imperial'78

折れかけていた 週末の流れでしたが こちらも 久々の お越しの おふたりは 福の神のように 見えて。

今回は 白ワインをリクエストでしたが これも 悩ましく。赤ワインは シラーズ  からの お好みのスタートでしたので 白も オーストラリアの シャルドネかな?とも 考えると 熟成具合も 色々で。

結局 王道の ブルゴーニュの白の まま 若いヴィンテージながらも それでも'03なのですが 先ずは ここから。賛否も 偶に聞かれる モレ ブラン なのですが この お利口な オーセ デュレスは ちょうど 現実的で 飲み頃の シャルドネかと。

こちらも 久々でしたが 遠方からですので 久々とは 言えないとのことでした。まま、それでも 顧客の 皆さまには 個人的には月1のお越しを 心より!

珍しい ブルゴーニュの赤のみの印象でした。しかも、しっかりと 熟成した 逸品を 何時も選ばれるのですが 今宵は 希少な ロワールの 白の王様を。

故人の遺作の シレックス。以前試されたものが 何とも 捉えどころがなく?との 表現は 中々 良く的を得て。フュメ ブランの この 特別な 逸品は こちらも 飲み頃が 難しい 特別かと。確かに 以前のヴィンテージ'94などは もう シャルドネを 凌駕する 別格でしたが 今回はヴィンテージ'04を。異常に 大型のワインボトルですが やや 余韻に 青い味わいが 残るものの 確かに ミネラルの ニュアンスを 感じる 石をね!個人的には デキャンタージュを お勧めですが 久々の 白の 大物かと!

他の皆さんにも 振舞っていただく 非常に良い 雰囲気の中で イタリアの 赤も。ガヤの バルバレスコは こちらも 確かに 何時もの ブルゴーニュの フィネスからすると やや 粗野な印象は 否めなく。ただ、この アタックのブルゴーニュ タッチから アフターの ビターな 味わいへと続く流れは これもまた 個性かと。今回も また 何時もながら ありがとうございます。

今回も ヴィンテージ'90か!まま、こう言った 行動を お取りいただく方々の 存在が 最も 僕のカウンターには 大切なことですが 余り書き込みすぎると 嫌な予感もですので。

お取り置きは 特別な ヴィンテージ'90を しておきます!そして 今回は ハーフですが モエ シャンドンの ブリュット インペリアルを。完全に トロトロに 熟れた 泡を 無くした シャンパーニュとも もう?ですが これが 何とも上質な 蜂蜜を 舐めるごとくの 優美としか。

色々と 皆様にも 余計なご報告ばかりでしたが これに懲りずに よろしくお願い申し上げます。

Sommelier R.Imamura