Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

素晴らしきロワールとローヌ

本日のお昼間は、久々に病院へ。血圧を下げるお薬を、様子を見ながら飲んでいるので 1月分のお薬でしたが 大分ゆっくりになっていたかと。やや、高めの日もありましたが この調子で管理していきたく。
その後は、久々にトライアンフのエンジンを蹴りあげて。寒さが出てくると 俄然調子が良くなるとは言いますが ’66のエンジンは今日も快調で。
次男の小学校の前で、空似のような気がしたので 校門の辺りで下校時の我が子を探しましたが 見つからず。不審者のように思われたかもしれませんが・・。
で 昨夜のフランスですが ロワール と ローヌ が予想以上に素晴らしく
・Pouilly Fume Baron de L’92 Ladouscette
・Cote du Rhone La Pialade’04 Chateau Rayas
・Chateauneuf du Pape Pignan’95 Chateau Rayas
・Muscat de Beaumes de Venise’90 Paul Jaboulet Aine

久々に お顔を。リストランテ・オルトさんの谷村シェフとソムリエさんが お二人で。どうやら来年には、またまた動きが有られるようですが 経営の方も順調のようで 羨ましい限りです。
ご相談も頂きましたが、まま それはそれで 何とでも。そしてその流れでのワインは 勿論、選択肢の中からソムリエの彼が。
セラーの中では非常に邪魔な印象もある ずんぐりとした変形ボトルのロワールの逸品のひとつのバロン・ド・エル。’92となると ソーヴィニヨン・ブランの熟成能力が問われる これもまた興味深いボトルだけに 選択の意図が良く解ります。どちらかかな?そんな抜栓にもなりましたが これが非常に綺麗な熟成を経ており アタックの膨らみはシャルドネのそれにも勝らずとも劣らない 極上のもの 余韻が やや穏やかなのは まま致し方ない。
うーん、何とか 手持ちがもう1本有ったことは幸いかな。
赤のセレクトも数本のブルゴーニュからでしたが 最後の1本にローヌを含ませていたのが 変化球で。即答のラヤスの 最も穏やかなラインのピアラードなのですが この造り手のポテンシャルからすると 有る意味僕のリストの中でも 最もお買い得な赤の1本かもしれない。事実、ソムリエの彼もプライスの想定でも 仕入れ原価が リスト価格と 左程差異がなかったかと。
その後の お越しのドクターは、どうやら今宵もあのバンドのライブに。その後大阪からタクシーで帰還されたことにも感謝いたします。また、選択されたピニャンにも 今宵の運命を感じさせられ。そして、ごり押しの’95は 申し訳なくも やはり素晴らしい ジャック・レイノーの世界観かと。正に妖艶のひとことで 先のピアラードも素晴らしいのですが 意外にローヌの獣の香りが混じる これは個性なのですが ピニャンになると もう完全にブルゴーニュでも 大半の生産者を 跪かせるほどの味わいに やはりこの造り手は ローヌの最上のものかと。
そして〆は デザートワインまで。ヴァン・ドゥー・ナチュレですが、’90ですので これもまた流れが非常にお洒落な感じに。
貴腐とはまた異なるピュアな甘みに 熟成感が加わり 酸が綺麗に飲み口を整えます。もうひとつのローヌの優良生産者のジャブレは 赤のシャペル意外にも素晴らしい 〆のアイテムを。
当然のように 今宵も支援を上げさせていただくかたちに・・・・・。
Sommelier R.Imamura