Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ローヌ

日本代表のサッカーの試合が、夕方に行われるとこの”つぶやき”に向かう気持ちも幾分削がれてしまう。相変わらず小さな小さな画面で米粒のような選手の動きを眺めておりますが、それにしても厳しいグランド・コンディションだな。そう言った意味でも日本は豊かな国だとこんなところでも感じさせられてしまいます。
で昨夜のローヌは
・Henriot Brut’96
・Chateau Grillet’83 Neyret Gachet
・Chateauneuf du Pape’00 Chateau Rayas
・Crozes Hermitage’83 Paul Jaboulet Aine
・Chateau de Pommaard’85 Jean Louis Laplanche
やはりそんな世代に成ってきたのでしょうか?今宵も初めてのご利用のゲストに”お子さんは、えにち幼稚園ですか?”との。どうやら、次男の通う幼稚園のバスが同じ御嬢さんをお持ちのお父さんが。これもまた狭い京都ですから。
また、同業者さんの話題も他で。まだまだ、若輩者ですが他人を見て我がふり直せでしょうが そうだな僕も含めて昨夜の話題の彼女もおそらく小さな世界でまだまだ見えていないことも沢山有るでしょうし・・・・。気を付けないと。
で前半から素晴らしいワインを今月の特集から何本か。
出張帰りの動きを突き止められたとのことでしたが、お食事はお肉尽くしで。馬肉のカルパッチョフォワグラのテリーヌ、鴨と仔羊のローストと正に赤の個性あるワインが欲しくなる感じで。
アンリオの’96は、贅沢なアペリティフ。ただ、今宵はお預かりにクリスタルの’78’79があったので・・・・。
’86を切らしていた為’83を。シャトー・グリエはローヌのティピカルな白の逸品。前回のボトルより綺麗な余韻の甘みがヴィオニエに。
やはりこの造り手は、代替わりしたヴィンテージも本当に素晴らしい。なんてセクシーなブーケなんだろう・・・・。次回はこのヌフの’81にピニャンの’81が待っている。
久々のムッシュもお食事に。炭水化物を排除したメニューは、グリーンピースのスープに蛸のガーリックソテー、こちらにも仔羊のローストを。ここまで熟成すると、ややこじんまりのエルミタージュも洗練されたスタイルを。そうですよね、確かに普段のブルゴーニュと言われても気づかないくらいかな。
〆はブルゴーニュながらもシャトーが。やはり’85は偉大だな、果実の凝縮感が見て取れる。’83’85をお持ちしたことには決して深い意味はございません。

                       Sommelier R.Imamura