Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Musignyの白

休日は次男のサッカーの試合が予定されていましたが、またまた体調を崩してお休みに。初めての試合だったので楽しみにしていたのにな・・・・。夕方にはピンピンしていましたが。
午後からは長男と散髪に。ここの散髪屋さんのマスターは、中々面白い人でロシアの隕石はUFOが粉々に砕いてくれたんだよ!と。YouTubeでは、画像も流されていましたが まあいいか。
で先週末の本当にドクターの皆さんしかお越しいただけなかった晩は
Musigny Blanc’88 Comte Georges de Vogue
・Vosne Romanee Les Beaux Monts’74 Georges Noellat
・Meursault Perrieres’96 Albert Grivault
久々のドクターのご夫婦は、和食の後に。先のお店でもワインバーの話題になられた時に、お勧めいただけたようですが他の方々にもやはり馴染みのお店は有られるものですね。
まま、それでも色々なワインに関してはそれぞれの認識が有られると思います。今回は、久々のご利用ながらも今月の特集からこの1本を見つけておられ極上の1本ですが それでもこのクラスのワインは高い認識が有られないと飲まれない銘柄でもあり。
事実、後ほど来られた他のドクターはこの空きボトルを見て 萎えてしまわれ・・・・・。
個人的には非常にお買い得なプライスであり、あの顧客からもお話はありましたが確実なお応えがなかったのがある意味幸いでした。躊躇なく抜栓させていただけたので。
でキャンタージュで、ぐっとその厚みを増すシャルドネのミュジニ。’88は、まだまだ先が見据えられるヴィンテージですが流石の味わいです。ミネラルが主張しますが、洗練された味わいが南のエリアの豊満なスタイルとは一線を画します。
こちらも久々のドクター、お姉さんがお連れいただけたような気も致しますが。そして、スマホの画像に映し出された全て真っ赤なフェラーリが。新たにご購入された、特別な1台のようで。うーん、新車でないにも関わらず今回僕が購入したシトロエンが10台買えるプライスにも萎えました。
ジョルジュ・ノエラの今回の’70年代のボトルが全て頃合が良いボトルばかりだったな。こんなことだったら、もっと頂いておくべきだった!そんな絶妙な段階でリコルクされた形跡が見て取れ、吸い込まれるような透明感のブルゴーニュのルビーに’74のネガティブなヴィンテージのことなど微塵も感じ取れません。
〆の白はこちらもドクターだったのです、ばったりとお姉さんと遭遇されたそうですが まま祇園町を歩かれていたらそんな事も容易に想像出来ますが。
アルヴェール・グリヴォーのペリエール、クロ・ドでは無いですが’96はやや若い段階かな?余韻にまだまだ青さが気になりましたが、これもトランスバージュで中盤からトロリと芳醇に変化しております。3年ぶりにお越しのお姉さんだったそうですが、彼女の変化ぶりもきっと。何せ、一度中国の富豪に見初められて受けられたそうで・・・・・・。ですが、ご自身の意思で戻って来られたのもまた興味深いお話で。
                      Sommelier R.Imamura