Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ボルドーとブルゴーニュ

本日のお昼間は、巣蜂蜜を購入に。何時もはもう少しいただくのですが、今回は商品が少なく。意外に人気があるのかな?それとも、その逆なのでしょうか。いずれにしても僕のカウンターでは、もう無くてはならないアイテムではあるのですが・・・・。
また、本日もボルドーの希少なヴィンテージが届きました。どちらもムートン・バロンヌ・フィリップなのですが、現状はダルマイヤックに名称が変えられております。ヴィンテージは’73と’51。’73はまま未だに見つかるものですが、これが異常に液面が低く。真剣なテイスティングが必要な銘柄になるかな?そして’51、燦々たる結果のヴィンテージで市場にはもうほとんど見かけないものになるかと。稀有なことにプルミエ・クリュの頃のクロ・ド・ランブレイを手持ちで持っておりますが、これはご依頼をいただいたのにお渡しが出来ていないもので。今回のボルドーは、液面も理解出来る範囲のものでおそらくはお生まれ年の方にはお勧めです。
で昨夜のボルドーブルゴーニュ
・Chateau Certan de May’94 Pomerol
・Mazoyeres Chambertin’98 Camus Pere & Fils
中々やはり3月もゆっくりとスタートしておりますが、この晩も深夜まで閑散と。救世主のような7名様のご利用は、思い出すようなワインラヴァーの年配の方で。
最初はモエのロゼで乾杯を。7名様は、ボトルが1本丁度無くなる量換算で もう1杯欲しくなる量ではありますが致し方ない。
ばたばたとお添えするお料理を調理していきますが、その間にもワインのボトルのご準備を。
2本目はポムロールの優良シャトーのセルタン・ド・メ’94で。メルローのしなやかさが持ち味ですが、柔らかめの味わいが好みの僕にはまだまだ硬さもしっかりと。まま、こちらのムッシュにはエスプレッソやチョコレートが強く感じられお好みのスタイルかと。
3本目はブルゴーニュ、意外な展開でしたが しばらくお越しになられていない間にお好みの範囲も広がられたようで。リストの中からすったもんだもありましたが、結局線は細いもののバランスの取れたカミュグランクリュを。色々と言われてしまうドメーヌながらも個人的には、ブルゴーニュのフィネスを感じさせる こちらも健全な造り手かと。可能な限りで特級畑を選びたいものですが。

                Sommelier R.Imamura