Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

聞こえていますが

そろそろ人生のやっと半分を折り返そうとしている時期なのでしょうか、ひょんなことから高校時代のクラスメイトから連絡が入り。もう、気が付けば20年くらいの時間が過ぎましてや広島から京都に出てきておりますので記憶もかなり薄れてはおりましたが仲良くしていた数人は年賀状などで現状も把握は出来ておりましたが。
うーん、ですが中々時間の調整が難しいでしょうね?関西ならまだ何とかでしょうが。ですが、これもまたワイン同様にノスタルジーを感じさせられる年齢になって来たとも実感させられましたが。
で昨夜の閑散としたカウンターでは
・Morey Saint Denis Cuvee des Grives’01 Ponsot
どちらかと言うとやはり顧客の大半は男性陣なのですが、偶に女性のご利用ももちろん。こちらの彼女は、何度かお顔は拝見しており記憶に留める機会がございました。
と言うのもカウンター上で交わされる会話は、聞こうとしなくても耳に入ってしまうことも多く彼女が働く和食の料亭さんは実は僕も以前にお世話になっていたミシュランでも星が付く老舗でして。
敢えてこちらには、その手のお話に触れることは今の所ないのですが大抵が職場の同僚の方を伴われているのでお仕事のお話がほとんどで登場人物も存じている方々も頻繁で個人的にも頷ける内容も。
で別口ではありますが、深夜はポンソが。何の気なしにセラーから出てきたリューディーでしたが、’01はそろそろカジュアルにも楽しめる段階にも。意外に熟成しきったボトルには、余り良い思い出がない数少ないドメーヌのひとつのポンソですが近年の彼の仕上がりはモレの美しい酸が綺麗に表現されているものが多いような。
この’01も愛らしい果実味の中に上品な酸味を保ちながら、肉付きの良いコクが感じられます。スタイリッシュなローランの出で立ちがまたワインにも同化するようで。

            Sommelier R.Imamura