Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

形あるものは・・・・

聞き飽きた気もされるでしょうが、日が変わる頃まで恐ろしく暇で。流れを変えていただいたのは今月の神様を飲み干されたドクターで。今宵も甘えさせていただく形に。
・La Mission Haut Brion’91 Graves
・Chateau Calon Segur’80 St Estephe
・Chateau Les Ormes de Pez’94 St Estephe
・Morey Saint Denis Cuvee des Grives’00 Ponsot
おそらくは後半の意図もあられてのラ・ミッション。’91はこのところのお勧めにあがることも多いには致し方なく。事実、買い付けに至るヴィンテージは’87’91’93’94などを中心に吟味することでグラスにも対応させていただけるグラン・ヴァンの存在が。
さて、一時中抜けされたドクターのお陰でデキャンタージュされた五大シャトーにも匹敵するこのシャトーは一段とふくよかにそして大胆な今宵のマダムのお召し物にも負けない妖艶さを。
流れ上やはり二本目は見つけかねていたヴィンテージ’80のハート・ラベルを予想以上に円く甘みを大量に含んだ味わいに意外な気もしましたがおそらくアメリカ周りであろうこのボトルにも洗練された美しい熟成を。
失礼ながらも年齢当てクイズのネタにされてしまうマダムには今宵は申し訳なくもなりましたが、醸し出される雰囲気に皆様も正解は難しく。今宵はポンソをこの’00は依然酸の硬さが印象的ではございますが変化がはっきりと見て取れる少し上級編のブルゴーニュかと。結局、今宵も飲んでしまいましたねボトルごと。
中国からの帰国後のお久しぶりでしたが、相変わらずお元気で。今宵はお姉さん同士でのご利用に幾分控えめなレゾルム・ド・ペズ。’94もまた狙い通りの熟れた味わいにに”飲みやすい”との表現が前向きな意味であることであれば。
結局4:30でした最後に覗いたゲストではない兼ね合いのお二人に少しだけ愚痴を。片付けなくてもいいと言ったのに、気を使ってくれて。恐ろしいことに上手いことソムリエ・シリーズの2脚だけが割れるんだよね。占めて¥40,000−ほど、大人気ないですが今宵の純利はこの一撃で吹っ飛びました・・・・・。まあ、女の子だし仕方ないか。
        Sommelier R.Imamura