Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

雨の中

本日のお昼も睡眠時間は、幾分削りながらもジムに。今週も週3のノルマは果たせましたが効果の程は如何でしょうか?
昨夜の雨も大分激しかったようですが、どうやら自宅の伏見稲荷周辺では深夜に停電が何度かあったようで。そこで心配なのがやはり動力を使用するワインセラーの状況が。まあ、この季節ですのでそこまでナイーヴでは無いのですがもしこれが夏場のことと想定しますと。
やはり電源は落ちておりましたが、庫内は十二分の温度帯で今年もこれを機に地下セラーの電源はOFFに。
やはりこんな事態も長いエージングの段階では考えられるでしょう。当たり前のようにセラーには、オールド・ボトルが寝ておりますが、いったいどんな育ち方をしているのかは蔵出しとて何とも。ま、一期一会の世界でその時心動かされるボトルに出会えればそれ以上のことは。
で昨夜の土砂降りの晩は
・Pommard 1er Cru’97 Michel Gaunoux
・Henri Giraud Brut Esprit
やはりご接待ではこの業界の方々が、中心です。比較的、お若いドクターの方々をお連れのMRさんは正にアルコールに鍛えられたと言わんばかりの体格で。
何気にご予算のお伝えの仕方も経験を感じさせますが、お好みの問いにはドクターへやんわりと。”柔らかく渋みの少ない赤ワイン”とのお題には、コストが会う限りはほぼブルゴーニュの飲み頃のものを。
グラスでも併用しているこのゴヌーのポマールのプルミエ、1ケースの仕入れもあっという間に残すところと言う段階へ。
淡く繊細に攻めてくる割には、酸と果実のバランスの密度も高く造り手によってはぼけてくるボーヌのアペラシオンもマダムはソツなく仕上げております。ストックがまだ残されているのだろうな。
深夜のシャンパーニュ、NVは意外に出て行くボトルは少ないような気が。お蔭で微妙にこんなボトルも味わいが落ち着きを持ち熟成感も。お人によってはNVのシャンパーニュにはフレッシュさを、でしょうが特定のメゾンに長めの熟成期間を指定するレストランも有るくらいですから。
それにしても以前は幻のハウスの印象もあった、アンリ・ジローですが正規代理店の存在と架け橋になられた方の政治的なものもあり手に入るように。個人的にはAYにはボランジェの存在が大きすぎますが、このエスプリもしみじみ飲むと中々の1本かと。Sommelier R