Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

極上のワインバー

本日のお昼間は、ゆっくりとしたかったのですが昨夜の洗い物が全く手付かずでしたので・・・・。
しばしのお昼間の出勤でしたが、やはりカウンターに並べられた使用済みのワイングラスの数々に昨夜は1月の動きをやっと感じられたのも事実かな?
色々と考えさせられることもございますが、やはり先ずは什器の充実が今の僕のワインバーを支えてくれてもいるかと。何よりも洗浄機が無ければ、たった一人では営業は不可能だろうしグラスの手持ちも軽く100脚は超えますがこれくらいは手持ちがないと顧客の2本目3本目のご所望に応えられないのも事実ですから。
で昨夜の極上のシャンパーニュブルゴーニュ
・Pommard Les Rugiens’74 F.Gaunoux
・De Vignoge Grand Vin des Princes’93
・Coroton’83 Bonneau du Martray
・Santenay Les Gravieres’76 Paul Chapelle
・Dom Perignon Oenotheque’90 Moet et Chandon
・Echezeaux’76 Domaine de la Romanee Conti
連夜のご利用のカップルの方でしたが、閑散とした中のご利用が今宵も続きました。やはり、こう言った相性もあるのでしょうが 失礼ながら前座のような展開に。まま、2月のお取り置きのベイシュヴェル’53のハーフは残しておきます。
夜半明けからのお越しに今宵のシャンパーニュブルゴーニュの酒宴になりましたが、ここが面白いところです。
今宵はお客人をお連れになられていた為、失礼のないようにやや贅沢めに。ド・ヴィノージュのプレステージの’93はあっと言う間でしたが、こちらはやはり赤がお好みのようで。
このマルトレイのコルトンは、先日高評価をいただいた1本。お取り置きしておいて正解でした、綺麗に熟れたトリュフの香りがゴージャスで。
〆は’76のサントネイ、ヴィンテージで勝負をした感でしたが、今宵はコルトンの素晴らしさが際立つ逸品で。
何時ものドクターと今年初のお越しは他店のワインバーさんからでしたが結局お越しいただけ非常に有り難く。
合流されるようにマダムと4名様にて酒宴は繰り広げられましたが紫煙も6本上がる相変わらずの極上の瞬間かと。
ゴヌーのポマールは先日の’81とは比較にならない’74の味わいが溶け込んだ熟れきったブルゴーニュ。’90のマダムのお越しにシャンパーニュは贅沢なエノテーク’90を。落ち着いた蜂蜜味ではありますが、今美味しくもまだまだ先が長い長い偉大な1本。
〆は正に〆に相応しいDRCを。これまた’76のエシェゾーなのですが、コルクの状態は稀に見る完璧な状態に驚きも。まるでリコルクを何処かでしたのかと思うほどでしたが、その為か’76本来の硬い鎧が見えてしまい。もちろん極上のロマネ・コンティ社の特有のアロマは心躍るものであり、滑らかなテクスチャーはうっとりするほどのもので。新年を彩る、素敵な晩にはこのような逸品が欠かせない。ただただ、ブルゴーニュのオールドの手持ちが底を尽きつつ有るような・・・・・。

                        Sommelier R.Imamura