Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

JayerでもGilles

今月も僅かながらと言いながらも4ケースの高級ワインが届けられました。特に今月の支払いが大きいだけに、来月に回される今月の納品分は極力抑えたいものではありましたが。
相変わらず残暑とは言いきれないくらいの暑さに、ワインが届けられるとすぐに長男に起こしてね!と約束済みでしたので検品は寝ぼけ眼ながらもダイニングに一度仮置きで。うーん、今回も聞いてはおりましたが基本エチケットのダメージなどについてはそれほど気にはしなくてリーズナブルな価格に抑えられていればなのですが、かなり酷いものが含まれており何方にお届けするかは考え物です。まま、美味しければOKな場合も多々ございますが。
ちなみに今回はジャン・グロのクロ・ヴジョ’76マグナムなども。
で、昨夜は金曜と考えればまだまだ出遅れ感が強い晩でしたが
・Rheingau Riesling Qualitatswein’07 Robert Weil
・Cote du Rhone’98 E.Guigal
・Bourgogne Haut Cotes de Beaune’97 Jayer Gilles
・Drappier Carte d’Or’90
・Corton Charlemagne’85 Cauvard Pere & Fils
前半は奇遇なことに隣り合う2組の方がこのラインガウの薄甘口を。後のゲストに先日のトロッケン・ベーレン・アウスレーゼ’90のボトルと比較論が為され、確かに素人目には何ら変わらない外観やエチケットから約20倍以上の価格差は想定し辛いかと。
リストの中には、これもご縁ですのでセレクトされれば気持ちよくなのですが出来れば出ないで欲しいそんな1本も個人的にはございまして。
1本目はジャブのように熟成したギガルの愛らしいボトルを。現行はもう’08ですかね?よく残されていたものかと。
ジャイエの系統を継ぐこのジャイエ・ジルは難しいオート・コートながらも感心に値するワインを仕込んでおります。数年前からこのボトルのトロリとした味わいには感化されておりましたが、だからこそ強烈なブルゴーニュ・ブランのページにひっそりと組み込まれておりました。
何時もムッシュは、お持込のドラピエを。’90は期待に違わないものなのですが、市場の価格設定は的を得ているものです。
白髭の’85は、それだけでも希少でしょう。これもまた当たり前のように。 R