Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルゴーニュ'98'68

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本日は、筋トレ。久々のお日様に、我が家の庭とベランダのイングリッシュ・ローズが咲き始めております。ピエール・ド・ロンサール、ピンクで本当に可憐なのですが 今年も少しづつです。そして、葡萄も花芽が付き始めて。念願のシャインマスカットの収穫が出来るかな?そしてメルローにも花芽が。意外なのが、どうも上手くいかない ブルーベリー・・・・・2つだけ花が咲いていた。大きくならないのですが。

で コンシェルジュさんからのご予約で

・Meursault Goutte d’Or’68 Coche Cizouard

・Chambolle Musigny’98 Jean Jacques Conferon 1,500ml

アセトアルデヒトか・・・・・、何となく解っていましたが 東京都医学総合研究所さん 今更とは言え。まあアルコールの飲みすぎって 老化と癌にも影響するだろうなあ。京大のドクターは、はっきりと運です!っておっしゃられたですが、まあ僕のような一応プロの方々の飲む量や飲み方ってご理解出来ないだろうなあ。勿論、僕の父のように僕なんかより もっともっとアルコールが強くて耐性の有る方も沢山おられるでしょうが まあ どうも最近こんなアルコール業界に逆風の話題が出てきているような?煙の業界も何か嫌がらせされたような感ですが アルコールもこの枠に収まらないことを祈ります。

一般的には高額なシティホテルさんのコンシェルジュさんからのご予約で。1週間前からでしたので、どうやって辿り着かれたのかは?結局聞けなかったのですが 2名のところが4名に増えておられ ままお席は有るので嬉しい流れでしたが、メインのワインをセレクトされる方がいきなりお手洗いから中々戻られない?のが どうもなあ?でしたが、メインダイニングでフルコースを食されて来られた様相で お気持ちも解りますが。

意外な組み合わせのワインのセレクトでした、お決めになられたので 後は このコシュ・ヴィザァールの コルクなどの状態のご説明が多少必要かとは思いましたが、英語の語彙力の問題で ままこのヴィンテージにしては比較的リーズナブルなのは意味が有ることをご理解いただけていたかな?です。

リコルクは為されているでしょうが、もう既に確か15年ほど前のことでしょうから コルクはぼろぼろになってしまい。’68にしては、しっかりとその酒質は纏まる味わいながらも やはりシャルドネって偉大なんだろうなあ。まあ、後は生産者の立ち位置にもよりますが 蜜の味わいと梅のニュアンスにノスタルジーでしょうか。

ヴィンテージ差が有るのは、どうかなあ?でしたが、まま マグナムだと言うことと 安心感とコストも有られましたかね?今になっては、この’98も 正に飲み頃のブルゴーニュに。ジャン・ジャット・コンフロンのシャンボール・ミュジニ’98は、AMZの裏張りにボトルにも色素の沈着も多く ゆっくりと大切に僕のセラーで時を経てきました。正に初夏に相応しい チェリーの香りを纏い おそらくは皆さんがこのアペラシオンに期待する 綺麗な酸と共に華奢な姿が想像出来るものかと。村名でも マグナムでこの位熟成させてあげると この村の本来の求める姿に出逢えるものかと。皆さん 何れにしても お早い抜栓がお見受けされます。

再三、グラスを掲げられる乾杯のシーンが見られましたが 異国での大切な方々とのお時間に寄り添えるワインであったことを。是非、また機会が有られましたら。

さあ、今夜は 深夜に代表戦だ。

Sommelier R.Imamura