Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Clos des Goisses’80

本日のお昼は、連休前のジムに。昨日とは打って変わっての快晴に連休の行楽日和も楽しみになる暖かさで。
今夜は休日前の晩ですので、急遽ご予約がいただけ17:00からの前倒しの貸しきり営業を21:00まで。ですので、まあ2件目のご利用を今宵はお待ちしております。ただ、このご予約の方今回はご家族でのご利用ですが毎回有り難いことに随分お飲みいただけるムッシュ。合わせて私にもご相伴の量も毎回大量で、後半まで持ちますでしょうか・・・。
で昨夜のワインは
・Meursault Perrieres’98 Albert Grivault
・Philipponnat Clos des Goisses’80
・Morey Saint Denis’93 Dujac
今回は部下の方ですかね?毎回、ご婦人方などを伴われお気を使われているお姿も随分ですが結果的には今宵はお楽しみの度合いが高かったようです。
前回から普段のカジュアルなニュージーランドソーヴィニヨン・ブランから濃密なシャルドネへと移行されたムッシュ、今回もムルソーの古参の造り手のアルヴェール・グリヴォーを。霊的な感まで齎されるクロ・ドではないですが、このペリエールは丁度、丁度の段階の熟成でまた新たなステージと。
今月のとっておきにもう1本のフィリッポナのクロ・ドを。稀少なヴィンテージの’80でしたので、大切にと思っておりましたがやはりお飲みはこちらのマダムで。
ただ、先日の’82のゴワセとは随分趣きも異なり、デゴルジュが最近行われたことが裏ラベルにも記載はされておりましたがはっきりと味わいにも。
予想以上の若い味わいにマダムのご評価もいまひとつ。まあ、以前のクリスタル’73とは確かに世界観が大きく・・。
何とも〆には残念な気もいたしましたので、赤ワインも。挽回の1本は、中々ナイーヴなものでお試し済みのボトルにて対応したいもののそれはそれで。で信頼のドメーヌからリスト・アップが為されるもので。
個人的に信頼の最上のドメーヌのデュジャック、やや若い’93ながらも村名のこのボトルは落ち着き払った姿で。仕入れの価格は以前からすると驚愕の高値ではありましたが、流石の熟成の味わいにその真価は間違えないもので。これがグラン・クリュならば、それはもう。

         Sommelier R.Imamura