Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

フライング

本日のお昼は、眠いのと腫れている状況の目に苦しみながらも4月用のワインを店舗に移動を。日中は暖かくもまだまだ日陰は、肌寒く4月まではワインの環境も問題は無いでしょう。
桜の花も5分咲きでしょうか?自宅前の琵琶湖の疎水も例年通りの美しさに目を奪われますが高い樹の下半分くらいの咲き加減かと。
さて、昨夜の極上のワインは
・Philipponat Clos des Goisses’82
・Perriere Jouet Belle Epoque’90
・Chinon Clos de L’Echo’99 Couly Dutheil
・Vosne Romanee’67 Jean Gros
・Philipponat Grand Blanc Brut’83
・Chateau Lafleur Petrus’75 Pomerol
・Opus One’99 Mondavi & Baron Philippe
一足先に届けられていたフィリッポナは4月の特集からのフライングでした。’82産まれの芸妓さんのご利用が解っていただけにやや荒れた晩ではありましたが。
稀少なゴワセ。エージェントさんの撤退と言う憂き目に会いましたが、そんなお陰でのとろける様な質感に。
最後のお取り置き分のベル・エポックのハーフ。また、出会えれば仕入れますが。
珍しいシノン。直ぐにセラーから見つかったのが救いでした、ロワールの赤の逸品。
伝説の造り手、ジャン・グロ。未だに活き活きした果実味に銘酒の姿がはっきりと。
これまたフライングの白葡萄由来の熟成は、個人的にはややまだ酸が。ですがこれもミネラルのキレの良さかと。
’75産まれのマダムに手持ちは、色々でしたが贅沢な名を冠した挟まれた畑。偶にはやはりボルドーも、ハッとさせられる味わいに安心感を得ます。
〆は久々にマダムを伴われ。明らかにそれらしい香りを放つあたりが流石のオーパスでしょう。ゴージャスに造られたこの交響曲題1番は、彼らの新たなビジネスへの序章かもしれませんが定番化されているのもまた恐ろしく。確かにエージェントさんが、おっしゃられた通りこちらにだけでも随分この銘柄はお飲みいただけているので。

      Sommelier R.Imamura