Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Marcassin

土曜日が月初めに為ってしまうのは、どうもバタバタとしてしまい。お料理のメニューは、幾分ずらしながらの対応も可能なのですが、やはりワインリストの特集に関しては引けないところがございます。特にダイレクトメールが手元に届かれたりホームページの更新とともにお目当てのプライスダウンの1本をおっしゃられるのはありがたい限りです。
で本日のお昼間も暇そうに過ごし我が家のお坊ちゃん二人をミニの後ろに乗っけてワインを2ケース。これでまた店舗セラーは地獄の様相です。で、合わせて帰宅すると新たな納品のワインが4ケース。自宅地下も相変わらずの状態でまるでワインを斬って斬って、また斬っての毎日がここ数年続くこれもまたソムリエ冥利に尽きる。
で昨夜の金曜の晩は
・Chambertin Clos de Beze’86 P.Damoy
・Beaune les Tourons’88 Jacques Germain
・Marcassin Lorenzo Vineyard Chardonnay’98
・Nuits Saint Geoprges Au Bas de Combe’01 J.Cacheux
・Gevrey Chambertin Vieilles Vignes’96 Bernard Dugat−Py
前半からの動きに面白い展開もございましたが、若い同業者のこですかね?グラスワインのリースリング、何時ものご自身が飲まれるリースリングの味と違うと、ま合わせて変な香りともでしたので新たにもう1本お開けさせていただき。同じ味だとご理解をいただけましたがロバート・ヴァイルのQBAとは言えリースリングの典型かとも思われますが・・・・。
でお隣では相変わらずのムッシュは、ビジネスも関係がございますがお一人で。ピエール・ダモアは今回もまたやや落ち着かない色調ながらもクロ・ド・ベーズ’86のポテンシャルは十分に。
ジェルマン、シャトー・ド ショレイでは無い記載のジャックの時代のトゥーロンはやはり肉感的で噛み締めるような。北と南のランクは違えど贅沢な熟成。
今宵、お三方にて芸妓さんにはカウンターじゃないと!とやや強くでしたがギリギリ。でカリフォルニア・カルトの最終かとも思われるマーカッサン、ロレンツォ・ヴィンヤードながらも照りのあるトロピカル・フルーツの中に綺麗に熟成したカカオの風味は望むべきスタイル。 つづく