Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

校長先生

新年早々ではもうないでしょうが、年間を通じての買い付けの最大の季節の春と秋がございますが春のオファーが。
希少なボトルに関しては、残念ながら国内では流通業者さんは限られているかと。ですので、中々の手間ですがインデントと言う形で莫大な量のアイテムから目星を付けてお願いしていきます。やはり、市場には同一の銘柄で食傷気味にもなる現状がございますので。
特にやはりブルゴーニュの熟成したボトルが中心ですが今回はシャンパーニュのオファーがなかったので、また怖がりながらのあっと言う間の恐ろしい金額まで辿り着いておりました。
で昨夜の何ともこれもご縁なのかな?
・Chambertin Clos de Beze’86 P.Damoy
・Volnay’97 La Pousse d’Or
・Chateau Coutet’95 Sauternes
・Marc de Bourgogne’85 Gros Frere et Soeur
大量のリストを抱えながらもご所望いただいた、プリューレ・ロックのクロ・ド・クルヴェ’98が見つからなければ意味が無い。反省しながらも再トライはピエール・ダモアのクロ・ド・ベーズ’86で。こちらは、解っておりました鎮座していた場所を。
お商売的には、熟成具合とは関係なく先の’98のほうが価格は上なのですが現時点の味わい的には、お好みですがどうだろう?
やはり、グラン・クリュはグラン・クリュ。未だに若さすらですが、やや硬く仕上がった感の’86は肉付きを主張しながらもあっという間に飲み込まれてしまいワイン選びの方が時間はかかったかな。
長男の学校の校長先生が、来られるとは。まま、長いお付き合いの方がお連れになられましたが一度お恥ずかしい形ですが長々とお話する機会もございましたので。気さくなお人柄は、苦笑いでの対応もございましたがこんな兼ね合いもまたよろしいのでは?
困ったときのプスドールは本当に重宝します。村名でもコルクの刻印を眺めれば知識豊富なワインラヴァーは、にやりとされる逸品で。
ロックフォールと巣蜂蜜の存在に貴腐まで、ご所望に。やや、穏やかなバルザックのほどほどの熟成は、巣蜂蜜のパワーには負けていたかな?
シガーと結局マールにも手を出され。’85のグロ・フレールは、先日からはぐっとしなやかさも帯びて。偶には無礼講の様相ではありましたが。
Sommelier R