Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Chateau Kirwan’66

雨の木曜日は、これまた難しく日替わりの状況の変化に3月は戸惑いも。こんな日もゲストは、逆に途切れることは無く貸切り状態のカウンターは寂しさも。息抜く時間も無く深夜1:00に、グラン・ヴァンへの期待が。お越しになられましたぺトリュースのムッシュ、今宵も祇園のお姉さんと。
・Chateau Leoville Las Cases’83
偉大なグラン・ヴァン・ド・レオヴィルは、何度となく扱う機会のあったヴィンテージ。普通なら抜栓直後よりトリュフのブーケがムンムンと・・・・・・・・・。ですが、今宵は不健全とは言えないものの「らしさ」は全く無く。情けなくも3度もテイスティングしました・・・・・・。
とはいえ、複数回試す時点でほぼ私は答えを出していましたが。
再度、仕切りなおしのボルドー
・Chateau Kirwan’66
格は落としながらも、ヴィンテージにて答えを出されました。3級格付けのマルゴー村のキルヴァンとて、このヴィンテージは非常に興味深くファースト・インプレッションから素性の違いを訴えかけておりました。熟成による
照りを帯びたガーネットは、引き込まれそうな魅惑的な色合いで、また抜きたてから官能的な腐葉土とカカオのアロマに支配され。これほどまでに、状態や管理の状況を問われるとは・・・・・・・・・・。それにしても、正直ラス・カーズの状態の問われるものは初めて出会いました。それくらい、信頼のおけるワインの1つではありましたが。
さて、新年のトラブルのため悩んでいたワインの棚卸しの雛形が出来上がりました。こちらも大江さんにお願いしていたのですが、さすが素晴らしく私でも使用しやすいものに。これで、また一歩パソコンとも身近な関係に。この場をお借りしてお礼を・・・・・・・・・。

            Sommelier R.Imamura