Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ナポレオン

休日はあまり良いお話ではないのですが、妻の姉の命日でして。午前中は長男のボーイスカウトに行き、午後からは妻の実家と墓参りに。享年32歳でした彼女の余りにも早すぎる死に改めて健康の大切さを何時も考えさせられますが。
さて、先週末の土曜日を思い出しながら。
・Chateau Leoville Las Cases’80 St Julien
・Meursault’85 Voudenet Mutin
・Perrier Joulet Belle Epoque’90
・Fixen Clos Napolepn’85 Pierre Gelin
・Chateau Berliquet’96 St Emilion
先週はお陰様で12月らしき華やかさを幾分ながらも感じさせられ。今宵も前半からのご予約と何時もの皆様の賑やかさもございましたが。
久々のドクターは、相変わらずのご様子ながらもロマネ・コンティのボトルが描かれたネクタイにはしてやられましたが。
基本的にはブルゴーニュながらもボルドーも上質なシャトーには感心が有られヴィンテージは難しいながらもラス・カーズならばの。未だに若さすらも感じられるグラン・ヴァン・レオヴィルは慌しさのなかに消えて行き。
今宵がお誕生日のお姉さんのヴィンテージは’84で。流石に白しかお飲みいただけないこちらのお二人には手持ちが・・・。一年ずれてしまえば意味は半分以上ないのですが、普段はグラスのみの方だけに偉大な’85は十分以上のご理解を。
ハーフながらも可愛くはないプライスが掲げられるエミール・ガレですが、24本あったストックも残すところ僅かに。こちらも久々のマダムでしたが前々からおっしゃられていただけにギリギリ・セーフの感でした。優等生のような作柄ながらもサイズ的に熟成は進みがちですが若いベル・エポックには到底感じ得ない熟成の極みを。
クロ・ナポレオン、フィクサンながらもこの村に添えられた銅像の印象は個人的には思い出もあり’85ともなれば憧れすらも。深夜のあのお二人は、やや間も開かれましたが変わられないいやらしさも振りまかれ。最近はより熟成したものばかりを楽しまれていたので、このヴィンテージすら若さも感じておられ慣れとは恐いものと改めて。
〆は珍しくボルドーでしたが、滑らかなメルローを。’96はほろ苦さの中に熟れた甘みを感じさせ。お帰りはタクシーに自転車を。R