Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’06’96

本日のお昼間は完全にゆっくりと。それにしても新年は寒すぎて、愛犬の はなちゃんには申し訳ないのですが散歩に連れて行ってあげれていません。彼女自身も寒さに震えているのも事実ですが まだまだお正月気分も抜けきらない落ち着かない現状でも。
で昨夜の何となく2015年のスタートがきれたかな?の晩は
・Chateauneuf du Pape Pignan Reserve’96 Chateau Rayas
・Chardonnay The Jadge’06 Kongsgaard

前半から珍しく女性がおひとりで。しばし昨年のボルドー滞在の話題に聞き入っていたのですが、お帰りになられた後にしばらくされると ご主人と再び。
と言ってもこちらのご主人は、今迄何度もご利用いただいている方で まさか奥様とは存じておりませんでした。まま、それならばの仕切り直しで やはり極上のラヤスの逸品を。
ボルドー好きであるのは存じておりますが、もう一つのお好みにこのローヌのジャック・レイノーは加えられております。セカンド的な役割のこのピニャンですが、この銘柄でも十二分に美味なグルナッシュで たまらなくセクシーな芳香は何時もながら。ですが、’96ながらもまだまだ若さすららの活き活きした味わいに ピークまでは未だ未知数な特別なローヌの最上かと。
また、今年初の出前になりましたが こちらも贅沢な まとい鮨さんの特上の桶もごちそうに。甘えてばかりですが、ありがとうございます。
深夜にお越しの何時ものお二人ですが、お姉さんは今宵からの新年のお仕事はじめだったようで。少しづつ祇園町も何時も通りの流れに近づいていって欲しいものです。
そしてこちらも希少なカリフォルニアのカルトにもなる銘柄かな?キスラー マーカッシンなどに並ぶ特別な造り手のコングスガード、今までは通常のキュヴェでしたら’99ぐらいのヴィンテージを何度かですが、この上級のキュヴェの”ザ・ジャッジ”は僕自身も初めてのテイスティングになりました。
正にリッチのひとことのカリフォルニアの典型ですが、やはり やや若い味わいは否めない。アタックの果実の塊は非常に印象的で濃厚なのですが 余韻の渋みが硬くもう少しの落ち着きが欲しいところかと。まま、’06ですので もうすぐ10年の時間の経過はありますが白ワインの高貴な葡萄品種には やはりもう1歩のジャッジが下されたかな?

         Sommelier R.Imamura