Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’94

土曜日のお昼間は、本当にゆっくりと。次男の体調も少しだけ元気も見え隠れですが、昼食にはお魚も食しておりましたので。
また、自宅地下のセラーから2ケース程のワインを福岡のホテルさんに配送手配を。カウンターでのご利用もしばしばの医療機器メーカーの社長さんなのですが、偶にホテルさんでの内見会などでもワインの持ち込みでの手配のご依頼は有難く。今回は何時ものボランジェにルイ・ラトゥールのピュリニーのプルミエ’00とエジュラン・ジャイエのニュイの’95にコスのセカンドの’95を全て6本づつで。お持込の料金を支払われてもこの方が、興味深いアイテムとコストダウンが計れます。
で昨夜の本当に今夜は週末かな?の晩は
・Cote du Rhone’94 E.Guigal
・Latricieres Chambertin’94 Des Forges
1月最終の週末の晩だけにお人の動きも期待はしておりましたが、大きく大きく誤算で。閑散とした店内は一段と寒さを覚え、暖房を強く強くかけてゲストをお待ちしていた次第です。
深夜にお越しのムッシュ月内に顔を出さなければと律儀なお気持ちに嬉しく。
また、こちらのムッシュ晦日にご利用以来お顔を拝見させていただけてなかったのですが久々に。微妙な感じですが、悲報を合わせてお持ちいただく形で。祇園町でも特別なお店の大将が亡くなられたそうで、知りませんでした。ご冥福を。
当然のように紫煙を上げることになる彼との深夜の飲み会のような感じでボランジェの後のアンリ・ボワイヨのピュリニー’00もあっという間に。
赤はギガルの何のことも無いようなコート・デュ・ローヌなのですが、’94ともなると完全に本領を発揮しているのです。グラスでも併用しておりますが、正直もったいないくらいのローヌのブーケを全開に。最新ヴィンテージはもう’10くらいかもしれませんが、やはり10年は待ちたいワインの真価を。
〆はブルゴーニュのグラン・クリュで。こちらも’94ですが、流石にこちらは真価を完全には発揮には至らないものの若いピノ・ノワールの懸案の刺すような酸は完全に果実に溶け込んでおり肉付きの良い滋味が染み出している感じで。相変わらず気の合う方と飲みつつは話題が尽きません、気が付けば朝か・・・・・・・。

                       Sommelier R.Imamura