Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

満杯ですよ・・・・

本日のお昼間は、今週は週2になってしまったジム通いに。その帰りに近くの酒山と言うディスカウント酒屋さんと言いますか、チェーン店さんですね。実はお恥ずかしながらチーズの発注を忘れておりまして・・・・。気が付けば手持ちが、今夜分もあるかしら?そんな量に金曜の晩は問題が。最短でも土曜にしか東京からは届きませんので、考えた挙句。
それにしても、やはりチーズは高価な食材ですね。特に百貨店さんなどでは、自身の仕入れ原価の倍くらいの価格も教えられておりその辺りも危惧いたします。
で今回は可能な範囲で、ブルード・オーベルニュとカマンベール・ノルマンディー、ウォシュとゴーダを僅かながら。銘柄が書けているものは生産者が明確で、優良なものかな?まま、失礼ながらもそんなことを考えればやはり僕のカウンターでチーズが美味しい!とおっしゃられる方の気持ちも・・・・・。
で昨夜のもう店内は満杯ですよ!の晩は
・Chambolle Musigny Les Fvuees’96 Louis Jado
・Crozes Hermitage’96 Paul Jaboulet Aine
・Charmes Chambertin’88 Camus Pere & Fils 1500ml
・Chardonnay’07 Heitz Wine Cellars Napa Valley
・Cabernert Shiraz’04 Tapanappa Whalebone Vinayards
今宵も福の神になられたその生業のムッシュですが、今回はご馳走されていたようで。
ワイン好き!のマダムを伴われておられたので、リクエストはシャンボール。まま、ここも色々ですが傾向としては良く良く解しておりますので。
やっと飲み頃の段階が見えてきました’96のフエは、淡さの中に骨太のタンニンの骨格が。ジャドはやはり洗練された姿を見せてくれるな。
2本目は力強いものを!でしたのでシラーの表現もあられローヌから。同じ’96ですがジャブレはまだ意外に硬いな、ですがそれ以上にやはり個性的なムスクの香りはローヌの独創的な世界を感じさせられます。
そんな中で何時ものドクターのしばしのお越しなどで、やや心乱れかけておりましたが帰国されたロサンジェルスの美術館の館長さん今宵は教え子の大学生の皆様を引き連れて13名様・・・・。お席は物理的に不可能ながら、海外の方々は先のゲストに了解を得られると完全に占拠されるような。
うー、知っていればカリフォルニアのマグナムなんかも持ち込んでいたのですがセラーの荒れ具合からも結局ブルゴーニュの熟成のマグナムを。ワインの柔らかな落ち着いた味わいとは裏腹にグラスを破損してしましまったりと荒れた時間帯に為ってしまいました。
落ち着く暇も無くでしたが、今宵遊び疲れたマダム達はカリフォルニアのシャルドネを指定で。グラス対応可能の銘柄を抱えていてこんな時に安堵をするのです、有る意味でこのスタイルのゲストにも来会いただける銘柄を抱えておくことは自身への安全パイで。
〆は久々の医療関係のムッシュ。中国の方でもありますが、今後オーストラリアへのワイン・ツアーが予定されているだけにこのボランジェとランシュ・バージュのタパナパはお勧めで。ニューワールドと括る時代ではないでしょうが、やはりこの先のナパとオーストラリアなどからは’00を越えるヴィンテージが致し方ない所もございましょう。濃密なタップナード・ソースがイメージされるな。

             Sommelier R.Imamura