Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Musigny Blanc

桜満開の様子です、まだまだ五分咲きにも感じられるエリアもございますが本日は特に年配の方々や学生の動きが出勤時の京阪電車内では見かけられましたが。
まま、正直あまり僕のカウンターにはお花見の方々の動きは関係ないかもしれませんが中には二次会でやや上質なお酒を!と言う方やまたまた経済的に回りまわって僕のビジネスへと繋がれば嬉しい限りですが。
で昨夜の特別に希少な白ワインは
Musigny Blanc’91 Comte George de Vogue
・Chassagne Montrachet’99 Amiot Guy et Fils
今月も有難うございます、ですがやはりご自身のお勤めの会社にも震災の影響は大きく有られたようです。しばらくカウンターでは、話題を控えておりましたが今宵はしばし。
悩まれていましたが、想定されていた銘柄をお選びいただけたのも僕的には事実です。
ヴォギュエの造るコート・ド・ニュイの唯一の白のグラン・クリュ、またそれだけでは無く現時点では葡萄の樹の樹齢の問題でブルゴーニュ・ブランとしてでしか仕込まれていないこの銘柄。ですので、ミュジニ・ブランは比較的熟成したボトルと言うことになるでしょう。以前より寝かせていたこのボトル、前回飲ませていただいたボトルよりもより滑らかに落ち着いており白檀、白胡椒の優雅な香りで。流石の味わいで前夜のラフォンの赤同様、上質な造り手はやはりここでも白赤問わず素晴らしいワインを仕込んでいます。
深夜のシャサーニュ、酸の強固さが持ち味のギ・アミオ。寝かせてあげれば非常に上質なコクを産む造り手のひとり。ただただ、今夜は先のヴォギュエの余韻が強く申し訳ないくらい残っており。
何とも贅沢な感覚ではありますが、そこはそこで前向きな会話が後押しし。ここでもまたモンテクリスト紫煙が燻らせられ。
今宵は白ワインが気分の晩で。

              Sommelier R.Imamura