Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

臨時営業

連休中でお休みをいただいておりますが、本日の5日の土曜日は営業を予定しております。ご検討いただける方は、店舗の電話までご連絡いただければ私の携帯電話まで転送されます。休日の一晩をしばし祇園町で如何でしょうか?こどもの日ですので、お子様連れもまたよろしいかもしれません。

GWの後半の中の前半は、僕は家族で長距離ドライブに。雨の嵐を観察に行きました。ほぼ下道を利用したのは正解だったかもしれませんが、雨男の宿命か鳥取砂丘砂丘の砂舞う状態で長い時間をかけて移動しましたが砂の彫刻を見るくらいの有る意味文化的な連休で。
で先週末の極上のワイン達は
・Condrieu La Doriane’96 E.Guigal
・Henriot’96
・Mercurey’83 Jean Henry
・Volnay’82 Charles Vienot
・Chateau Montrose’78 St Estephe
Musigny’94 Louis Jado
・Romanee St Vivant’81 A.Rodet
・Moet et Chandon Brut Imperial’70
GW前の営業は、少しでも忙しくなってもらいたいものですが何時もながらの皆様に素晴らしいワインが。
お待ち合わせの間にお食事と白ワインを何時ものムッシュは。結局、今宵はお早くお帰りになられる予定も深夜1:00以降の再度のお越しにも。
ローヌの白ワインのもう1つの最高峰なのでしょうか、ギガルのドリアーヌのこの辺りの熟成したボトルも中々稀少なもので。少しづつ熟成した香味を放ちつつも、やはりと言うかとろみが非常に高く馬肉のはらみにも負けない質感に。
久々のマダムとのご利用に、今宵は3本のボトルを。意外に最近の中では、酔われる姿が多いのですが今回は酔われるふしもなく。
アンリオは、アペリティフでお越しを待つシャンパーニュには贅沢な’96の滑らかな味わい。
’83ヴィンテージに意味がありますが、やはりこのジャン・アンリはやや進み気味の味わいのメルキュレイ。まま、中々のお買い得なブルゴーニュですが。
3本目はぐっと上質な味わいに昇華します、それにしても今回もインデントで複数手に入れられた狙い目のネゴシアンのシャルル・ヴィエノは相変わらずこの時代の良さを感じさせる逸品。
連日のお越しは福岡からの社員旅行を兼ねたムッシュで。それにしても久々の難しい状態のボルドー・グラン・ヴァンの’78でした。モンローズ’78は、コルクが1cmほど落ち込んでおり嫌な予感は覆せませんでした。大分進み気味の味わいに変更はハーフの稀少なブルゴーニュに。
ジャドのミュジニは、生産量も非常に少なく人気のアペラシオンと言うことも合わさって365mlでも中々高価なアイテムに。今回のボトルは前回の1本よりも当たり前ですが、大分味わいにも柔らかさが出ておりミュジニらしさの華やかさも。ぜひ、年に1度くらいは京都へお越しいただければ幸いです。
1:00以降の期待はしておりませんでしたが、今宵も祇園町のお姉さんは勢いを増す飲みっぷりに。まま、流石に造り手は最上とは言えないもののロマネ・サン・ヴィヴァンのバースディ・ヴィンテージであればじっくり飲み込みたいもの。しなやかに複雑な果実の甘みは、熟成したボトルのみが放つ輝き。
ですが、〆のシャンパーニュに今宵は敵うボトルはございませんでした。ヴィンテージ’70のシャンパーニュはあまり意識は無かったものの未だに溌剌さも残す濃密な蜂蜜のニュアンスは、思わず美味しさを表現せずにはおられない味わいに久々の紫煙も極上のひと時で。

                       Sommelier R.Imamura