Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルゴーニュ

本日のお昼間は、次男も幼稚園でしたので静かで。それでも比較的早めに帰宅出来た昨夜のお陰で久々にトライアンフのエンジンを。
黄砂の飛散を感じさせられる、眼の感覚ではありましたがやや肌寒くも快晴のお天気はバイク日和で。
お店の事務用品を購入に街中を流すようにストレス解消は、不可欠かと。
まあ、それでも5月は未だ苦戦の状況で。本日も出勤時にお近くのビルのテナントのクラブさんと洋食屋さんが閉店されていたことに改めて景気の現状を感じさせられ。
で昨夜のワインは
・Meursault Desiree’98 Comtes Lafon
・Gevrey Chambertin Clos St Jacques’70 Louis Latour
中々、連休明けと言うこともあるのでしょうか?動きを明確に感じさせられる晩がないもので。先日の税理士さんとのミーティングで昨年の5月の数字がかなり良かったというのもプレッシャーではありますが。
穏やかな動きの中で、何時ものマダムが。先日のロマネ・コンティの会にもご参加いただき、興奮も冷めやらぬ。そんな印象をお互いに持ちながらでしたが、それはそれでリセットしながらのブルゴーニュで。
ラフォンのリューディーもこの’98辺りでも市場では見かけ難くなっているのでは?本当に心魅かれるシャルドネは、瞬く間に買い手が付きリストからも直ぐに消えて行くのでしょう。
幾分、穏やかな’98ながらも改めて向き合うとミネラルの質感の中にラフォンだからこその豊満さが見え隠れしており。
お話の流れも予期しておりましたが、稀少な’70のブルゴーニュも。蛇足ですが来月はこの評価に特に賛否が大きく分かれるネゴシアンのルイ・ラトゥールのオールド・コレクションを出来るだけ特集に散りばめます。確かに生産本数の多さからもまだ見つかる可能性も有る彼らですが、個人的には確実に平均点は叩き出す繊細な味わいの造り手かと。
事実、この’70も正直難しいヴィンテージの代表では?ですがジュヴレ特有の生肉のニュアンスから徐々に萎れた薔薇の様子が伺え、穏やかな余韻の中にもシナモンやカカオの味わいがエッセンスとして。
まま、出会いも含めてお好みですが偶には騙されたとも思ってお乗りいただくのも・・・・・。

            Sommelier R.Imamura