Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

素晴らしきフランス・ワイン

休日は梅小路公園にて家族で。梅の花ももう散ってしまいそうな季節感ではありましたが、しばしの休息にも。長男”青龍くん”のたっての希望でサッカーと野球のお遊びでしたが、少しづつの成長ながらもオリンピック選手には”トンビが鷹を”とは行きませんでしょう。
さて、先週末の土曜日は極上のワインが
・Meursault Les Vireuils’85 B.Vaudoisey−Mutin
・Meursault Perrieres’00 J.F.Coche Dury
・Chateau Mouton Rothschild’77 Pauillac
・Meursault’96 Comtes Lafon
・Piper Heidsieck Brut Extra’69
前半から少しバタバタと。今宵の予感をさせる、ムルソーのリューディーながらも’85が。
今宵の最上は、希少性と価格そして味わいからしても・・・?コシュ・デュリのムルソーペリエール。’00に祇園街にデビューされた芸妓さんのマダムは、お祝いの’00を。ただ、ブルゴーニュの白しかOKが出ない方で。正直、手持ちのアイテムにしては若すぎてほとんど持ち合わせが無く。また、赤が難しかったブルゴーニュの影で白は中々のものも多く市場ではまれで高価。悩みに悩ませていただいた挙句のコシュ・デュリのペリエールでした。世界中が探し回る彼のペリエールは、グラン・クリュのコルトン・シャルルマーニュと双璧のフラッグ・シップながらもシンプルなこちらのエチケットからは平気で桁を超えていく感覚はご存知の方しか。
後に他のゲストによるムートン’77、ラフォンが失礼を承知の上でゲスト共々まだまだ手には入れ易いものにも見えてしまい。
白い花の香りから白胡椒や白胡麻のニュアンスまで多彩なアロマを感じさせ現時点でも流石の姿。そこに将来の変貌がまた見てみたい偉大な1本でも。
’77はムートンは決して。エチケットの美しさも合わせて、お生まれ年の方にはお勧めです。ラフォンの’96は来月分と想定しておりましたが、もうなくなりました。価格から見たらこちらで十分。
〆はシャンパーニュ、’69はこちらももう稀少です。思いのほか綺麗な熟成でひね感よりも蜂蜜の甘みを多いに感じさせてくれる今宵のおやすみには最高の。個人的にはやはりこのシャンパーニュが正直最も・・・・。
Sommelier R