Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

引き連れて

連日の静けさに追い討ちは雨が激しく。
今宵は霊感をお持ちのお姉さんが。ママさん共々ご贔屓にしていただいているお店の方で、店舗名は決して書けませんがそろそろ季節的にも相応しくなって来ましたので。個人的には霊感など全くですし、どちらかと言えば苦手なほうです。祇園街全体でもそんな状況は理解できるエリアですが、出られるようですはっきりと見えて。限定される方しか見えないようですが・・・・・・・。ちなみにお店の女の子でも何人かは見えておられるようで。ママさんからはそんな話は聞かれておりませんが、立派な敷居のお店の印象ですが。
さて、そんな鳥肌を立てながらも後半は同業者の親しき仲の3人が。眼と鼻の先ほどの距離でも中々お互いに行き来できない最近でしたが、皆さん律儀で次男誕生のお祝いとシャンパーニュを片手に下げて。某京都のワイン屋さんが独自に仕込ませたキュヴェだそうで思わず飲んでしまいそうでしたが、みんなに止められ結局
・Jacques Selosse Brut Rose
こちらも人気と需要の関係で価格の上昇に糸目がございません。個人的にも淡い思いでも幾つかございます、特上のレコルタン。ただ、ボトルムラは厳しいほど見受けられそのスタイルを受け入れながらの使用になる造り手。ましてやこのロゼは稀少な生産量で個人的にも、輸入元さんの試飲回で飲み込んでとても印象に薄い期待はずれのものでした。そんなことがありながらもリベンジとお商売的な問題と美しいすりガラスに仕込まれたこのロゼには心躍らせる方がおられるのも理解出来。
今回は落ち着いた状況と心許す面子ということもあり今宵最後の1本としての役割を十二分に。フランボワーズの香りが柔らかく嫌味でない程度にあたりに漂い、ドライでありながらもほのかにそこはかとなく舌先に残る甘みにエレガンスを。贅沢この上ないプロの宴でした。

             Sommelier R.Imamura