Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

兼ね合いを

本当に何かの兼ね合いを皆様お持ちいただけ、本当にご常連さんの皆様だけでの営業に為ってしまうのも将来的には恐さもありますが・・・・・。
・Bollinger Special Cuvee
・Claret’05 Ramey Napa Valley
気まぐれのようにお越しになられるムッシュには、しばしば二面性を感じさせられることもございますがお人柄を知るだけに微妙な距離感は大切かと。シャンパーニュは初めてのご利用のようで。いつもボルドーブルゴーニュで事足りる方だと思っておりましたが、何か出会いが有られたのでしょうか?お話の中にはロマネ・コンティやペトリュースが当たり前のように出てこられるのですがノン・ヴィンテージのモエ・シャンドンをご所望に。意外な気もしましたが事実”インペリアル・ロゼ”しか扱いは無く正直に。”なんで?”との問いには”バランスのとれた上手なシャンパーニュですが、実際にはどちらさんでもお飲みいただける銘柄かと。お伝えはその通りに。
ただ、今回はボランジェのスペシャル・キュヴェのほうが酸の要素が多く感じられたようで・・・・。微妙ではございましたが、その時々で色々かと。ピノノワールを重視した濃密なコクを表現する信頼に値する彼らは私の毎晩の晩酌にも耐えうる特別なハウスであるだけに・・・・。
カリフォルニアのレーメイ、もうこちらの方にしかお出し出来ません。指定が為され極端な例ですがロマネ・コンティですら彼には了承は頂けず。実際にお飲みいただきましたが・・・・・。限られた割り当てを探すこのプレミアム・カリフォルニアのボルドー・スタイルは出会いに感謝をせざる負えない気持ちで。濃密な果実味と熟れタンニンは、オーパス・ワンに代表される良く出来たワインの印象を改めて感じさせられることがいつもながら。時間帯を考えれば何ともパワフルすぎる彼らではありますが、この銘柄にこだわられるムッシュのお気持ちも解からないではないかと。そんなムッシュに追われながら今宵は紫煙をあげるのはゲストのみで。当たり前のようですが余裕が無いのは個人的な能力の問題かと・・・・・・・・・。

          Sommelier R.Imamura