Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージNV'86'53

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本日も ランニング。そして、出勤時に気になっていた後輩のソムリエさんの新規店舗開業準備段階のお店に。大分ほぼほぼ出来上がっており、少しこじんまりと 落ち着きそうなカウンター・ワインバーに。素晴らしいウォークイン・ワインセラーが完成しており ジェラシーすら感じるこれまで彼が買い集めた珠玉のワインが既に並べられておりました。中には本当に僕が飲みたい!と感じさせられるオールド・ヴィンテージも添えられており 是非とも飲みに行きたいなあ!と感じさせられ。そんな余裕はないのですが・・・・・・。開業まで、あと僅かのようですので ラスト・スパートにて お気張りやす。

で お待ちしておりました!

・Besrat de Bellffon Grande Cuvee Brut

・Vin Jaune’86 Cotes de Jura De Voiteur

・Moet & Chandon Dry Imperial’53

初詣は行きましたが、毎年店舗のセラー内に立てかけている お札をお返しするのを忘れてしまっておりました。先日、お返しした後から ご常連さん方のお越しに 関係は無いのでしょうが、縁起物だからなあ・・・・・。

まま、皆様お忙しいのは解っているのですが ご常連の皆様のお越しは心より ノルマなんだけどなあ・・・・・よろしくお願いいたします。

やや泡の気圧が低い使用のメゾンのベラフォン、若干の曰くはこの生産者にはありましたが懐かしい思い出でも。わざわざセールスにお越しいただいたのに、気圧の低いシャンパーニュ?いやいや熟成を出したいので・・・・と失礼な若気の至りがかなり過去にありましたが この段階で扱う機会が訪れるとは。’70年代のボトルのようで 淡い泡が残っているものの 熟成感ながらも酸の溌剌さも綺麗で やはり シャンパーニュなのだと感心も。

ヴァン・ジョーヌ、そう こんな銘柄もセラーにはご準備しておきたい。とは言え、ほとんどのワイン・ラヴァーからも見向きもされないのも現実でしょうが、先の後輩の開業準備のソムリエさんのセラーにも 同様なボトルが1本並んでおりました。そう、好みのテイストが近いとは言え こんなワインバーに飲みに行きたいよなあ。本当に美味しいのは各皆さんが決めることですが、やはり常時常に 手元のセラーでサーヴィス出来るボトルが少なくとも何本有るかと言うのも とても重要な要因かと。

サヴァニャン、個性だよなあ?ヘーゼルナッツと言えば典型ですが、ややブルーチーズのような特殊な香りも印象的な黄色ワインは、こちらにも満を持しての感じのご提供でしたが どうやら こちらの世界にも。まだ、幾つかは対応が可能なのでまたまた次回にも。

〆は’53に。ヴィンテージ’50のお母さんのお誕生日とのことでしたが、’50は無かった。とても残念で敗北感でしたが、’50はなあ・・・・・’49’51’52はありましたが とは言え流石に ご予算的にもこの辺りは中々厳しいものも・・・・・。

代わりになる訳では無いのですが、この’53はお取り置きさせたいただいておりましたので。まま、モエのハーフは’66’55もこちらにでしたので まあ流れだよな。

もう70年ですね、なんですが このヴィンテージも素晴らしい出来で よくこんなハーフが大切に残されていたよなあ?の 美しすぎる熟成で 困ったことに綺麗すぎるんですよね・・・・。まま、一般的には 穢れの無いと言いますか なのですが、この手の趣向になりますと そう意外に少しひねた味わいにも興味を惹かれるもので。

とは言え、新年の極上のシャンパーニュをいただけましたことを心より感謝いたします。結局、もう1本の’43も お取り置きになるのは予想通りでしたが。

そして、お嬢は4月には東京か。やや寂しくもなりますね。夢に向かって!

Sommelier R.Imamur