Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

グラス・アイテムにて

本日のお昼間は、暑くてたまりませんでしたが 本日も1本だけですがワインの納品が。
3Lの大物ですが、今年も年末の準備もそろそろ考えておりましたので。今年も変わらずご利用いただけることを心よりですが、忘年会用の大容量のボトルです。今年はブルゴーニュが見つかりましたが、例年に比べるとやや若いヴィンテージに落ち着くことに。ジャン・ピエール・ミュニュレの’96のエシェゾーにて。昨年は5Lのグリュオ・ラローズ’79でしたが、今年は年末をブルゴーニュで過ごせるかな?
で昨夜のトップ・ソムリエは
・Marsanney Rose’08 Philippe Charlopin Parizot
・St Aubin En Remilly’98 Marc Colin et Fils

昨夜は週末ながらも相変わらず静かでしたが、そこはそこで出来事も。
先日、書籍のご依頼をいただいていたムッシュのお電話にお待ちしておりましたが 他の方からのご予約も。ですが、お席はあったのですが どうやらお煙草の煙がダメなようで。先の顧客の方はどちらかと言うとヘビーなスモーカーな為、その旨をお伝えして。残念ながら、結果こちらの方は ご来店には至りませんでしたが仕方ないよな・・・・・。しかも先のムッシュはお連れの方もお二方共 お煙草を吸われる方で昨夜は店内に大分煙が漂いましたので。葉巻も扱うので、今回はご縁がなかったと言うことでしょうか・・・・。
そのヘビースモーカーのムッシュ達に昨夜は大分リスト外のグラス・アイテムを抜栓させていただく形になりましたが、ままこれもこれで。アルゼンチンのマルベックやスペイン トロのヌマンシア’00何かも贅沢かもしれまませんが最終にはソーテルヌまでお楽しみいただき こう言った方にはバイ・ザ・グラスの意味合いは深いかもしれません。
そんな中、ひょこっとお越しのムッシュは”グラスで1・2杯なのですが”と覗かれ。奥様とご一緒でしたが、最初は失礼ながらワインにお詳しいワインラヴァーのご夫婦かな?と粛々と。ただ、どうも非常に腰の低い物腰に冷静にムッシュのお顔を見つめると 何処かで?の方で。初対面でしたが、今でもソムリエ協会の出版物でもご活躍されておりますし 僕が駆け出しの頃から既に雑誌等の紙面でもご活躍されていましたので。ただ、解らないものでしたので 少しづつ かまをかけるように でしたが 途中からはほんの少しですがワインのお話も聞けたので有意義な時間でも。
一回りとまでは行きませんが、長い間 日本のソムリエ界でも中心におられる方だけに そのご意見もまだまだお伺いしたかったのは正直なところですが 3つ星のシェフ・ソムリエか。
ちなみにお飲みになられたワインの中でこのシャルロパンのマルサネのロゼとマルク・コランのサン・トーヴァンのプルミエの’98が季節感を感じさせる銘柄だったかな?素敵な奥様と ちょこちょこっと軽い前菜も摘ままれながらでしたが何時かはお店の方にもお伺いしてみたいものです。
蛇足ですが、ワインリストにはこちらのグランメゾンにはロマネ・コンティは載せられないそうです。その代り、選ばれた顧客にはDRCの全てのアイテムを添えてのご利用の機会が与えられることもあるそうです。破格のプライスにてのお話でしたが、そんな対応方法も有りますね。正規品を’99から買い続けられているそうなので。

                    Sommelier R.Imamura