Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

オレゴンの逸品

本日のニュースは、物騒だな・・・・。山科か最近は馴染みはないですが学生の時はお世話になったからな。ご冥福をお祈り致します。
また、お昼間は次男と店舗に大容量のボトルを。今年は忘年会のご利用が、中々見当たりませんが明日のご予約は何時もながら有難い限りの顧客のムッシュ。昨年も6Lのラランド’77をお楽しみいただきましたが、今年も春頃から仕込んでいたこれまた6Lがありますがどうなるかな?
で昨夜の静かなながらも上質な顧客のご利用は
・Oregon Pinot Noir Muirefield Vineyard’98 Siduri
・Almaviva’97 Baron Philippe & Concha y Toro

12月らしさは今年は本当に・・・・。何とも色々考えさせられてしまいますが、まだまだ!
こう言った方は正直こちらから出会える方ではない顧客のなります。やはりご紹介いただく顧客の存在は本当に有り難く。
開口一番にピノ・ノワール!ですが、お仕事の兼ね合いもありブルゴーニュよりもカリフォルニアの銘柄をチョイスされることが。ですので、やはりのオレゴンの銘柄に。オレゴンの造り手の中で個人的に最も興味深く最愛の造り手のシドゥーリ、’98ながらももう市場にはほとんど存在しないボトルと言っても過言ではないでしょう。何時も扱わせていただくブルゴーニュの古酒と比べてしますと些かではありますがオレゴンながらも非常の濃密で芳醇すぎるほどの正にジャムと言う表現が相応しい。後20年後にもし開栓されることがあれば本当に本当に素晴らしいワインに熟成しているような・・・。ですが現段階でももちろんこ産地は唯一ブルゴーニュを脅かすエリアだろう。
こちらも久しぶりだったな、忘年会から逃れて!のお三方。何時もながら顧客の方の中では割合は低いものの濃厚な味わいを求められるムッシュです。当然のように今回ケースで非常にお買い得な原価で手に入ったチリのプレミアム・ワインを。アルコールなので当たり前ですが、’97で15年以上の熟成を経ているものの何度飲んでも酔う感覚を一口目から感じさせられる。これは正直若いワインを余り普段から飲み込んでいないソムリエにはあるような気がする。勿論、ただ濃いだけではない複雑な味わいも持ち合わせて流石の上質な銘柄の好色漢です。こちらもまたまだまだ数十年は健全に熟成していくであろうパワフルな逸品かと。

                 Sommelier R.Imamura