Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

追加にて

本日のお昼間は、ジムの後に西村さんがワインを6ケースも。まま、5ケースほどは今月中ごろにお届けする予定のものなので横流しのアイテムなのですが ここでもやはりストックヤードの大切さを痛感するものです。毎年、この季節になるとワインの管理がナイーヴになるのですが流石に6ケースののワインを何時でも引き取れる体制を取れる店舗は沢山はないでしょうから・・・・。
で昨夜の5月のスタートは
・Marsannay’98 Joseph Roty
・Sarget du Gruaud Larose’95 St Julien
・Veuve Clicquot Ponsardin La Grande Dame’98 by Riva

バタバタとまでは行かないものの、何となく動きを感じられる展開は嬉しいもので。
前半にお初のご利用のお二人は、やはり饒舌な方たちであれば また異なった楽しみ方もあるもので。
普段の飲まれ方で考えると僕のお店のスタイルは中々ご理解いただき難いかもしれませんが、少し心をお互いに近づけると お互いの思惑も変わってくるものです。偶々グラス・アイテムであったジャン・ピエール・ミュニュレのヴォーヌ・ロマネ’94の存在も輝いておりましたが そこからブルゴーニュの世界観でもある数種のアイテムにかなりまだまだ酸が硬いジョセフ・ロティもおりましたが。最終的にはボルドーにカリフォルニアも呑み込んでいただけお話も尽きず。次回は、是非これはと言うボトルもお勧めさせていただければ幸いです。
同じくのようなグラス・アイテムながらも結局はボトル対応になるもので。’95のサルジェは先のゲストのマダムのおっしゃる通り柔らかく洗練されたスタイルに熟成しており。表現の仕方の問題で軽いと言い切ると また異なる世界観が表れますが・・・・。
深夜の久々のムッシュは秘書の方を伴われ。泡の立つシャンパーニュとのことでしたので、このリーヴァのグランダムを。それにしても、4本はあっと言う間だったです。有り難い限りですが、追加で2本をこれっきりでいただきました。
そうだよな、メーカーは未だに在庫を残す辺りで 売りあぐねているのでしょう?確かにこの木箱以上に外箱の紙箱が大きすぎる。中身を出して温度管理をすれば良いのですが、僕はこのままセラーに突っ込むので ウォークイン・セラーがない店舗では購入意欲が削がれるでしょう?のアイテムです。
家庭用のワインセラーで営業される店舗では、先ず考えにくいでしょうが大半がそんな店舗でしょうし このアイテムはかなり邪魔な扱いを受けるかと。
まま、そんな裏の思惑も多分に含まれるアイテムですが やはりプレステージは濃密で優美な香りを放ちます。深夜に結局は寝こまれる社長さんですが、今宵は秘書さんが大活躍されたご様子で。

                   Sommelier R,Imamura