Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’98’85

休日は、遂に愛犬の はなちゃんの公園デビューを。予防接種後 1週間が無事過ぎ、動物病院の先生の許可がおりましたのでその足で梅小路公園まで。風は冷たいもののお日様の日差しが心地よく、お散歩日和ではありましたが どうも目が痛いほどの感覚が。鼻はまだそれ程ではないものの、そろそろ今年も花粉の症状が気になり始めました・・・・・。
ちなみに はなちゃんは、次男に引きずられるように大きな公園の敷地を縦断しましたが 他の犬にはかなりの緊張感で接しており ぶるぶるの震えようで。少しづつでも慣れていけば いいのかな?
で先週末の土曜の晩は
・Vosne Romanee’98 Forey Pere & Fils 1500ml
・Domaine de la Chevalier’85 Forey Pere & Fils

オリンピックの影響は、どうなんだろう?後半の時間帯には、無い訳ではないでしょうが そんな事とは関係なく相変わらずの難しい展開で。
中盤にお越しのドクターの皆さんで結局カウンターでは、足りないお席の状況ながらも、この時間帯が無ければ辛い週末だったかと思いますと やはり長いお付き合いの顧客には頭があがりません。
久々に難しいお話をされていたので、カウンターと後方のテーブルにも行ったり来たりが可能になりましたが こんな時にもマグナムは重宝いたします。
今、思えば纏め買いしたフォレのマグナムですが とても貴重な存在かと。特に脅威を感じるブルゴーニュの市場での高騰に、やや気軽に使用可能なこの1500mlは その優良な味わいも含めて助かります。
穏やかに熟れた酸にふんわりとした果実味のバランスが、ブルゴーニュの愛らしさを感じさせ。
やや、足りない酒量にマグナムは多そうでしたので レギュラーのボルドーを。近年のその評価の高さにバック・ヴィンテージの市場価値も変動しておりますが、この’85もお値打ちな逸品かと。
どちらかと言うとがっちりとした、タンニンが感じられるグラーヴのグラン・クリュですが’85でもまだまだ硬さすら感じさせ。デキャンタージュがこんな時には非常に有意義に感じられます。ビターなほろ苦さの中に凝縮した葡萄のエキス分がしっかりと。

            Sommelier R.Imamura