Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’98’96’77’67

本日のお昼間は、ゆっくりと週の半ばを。愛犬はなちゃんの散歩には行きましたが、風は秋風で気持ち良いのですが 空気の動きがないと まだまだ蒸し暑さも。週末の台風の影響が気掛かりですが、この過ごしやすい季節が少しでも長く続くことを切に願います。
で昨夜の久々の極上も
・Aloxe Corton’67 Leroy
・Vosne Romanee’98 Forey Pere & Fils 1,500ml
・Henriot Brut’96 1,500ml
・Santenay’77 Chapelle & Fils

こちらのムッシュも久々でした。前回はヴォギュエのアムルーズ’88を抜栓させていただいたことは記憶に残っているのですが、今年の前半だったような・・・・。
そして今回は、おそらくバッチを手に入れられるであろうソムリエールさんにシェフも伴われ。狭い世界でのお話に、興味深い界隈が繰り広げられましたが お料理人さんって・・・・。まあ、それもバイタリティかな?
セラーの棚の一番上に隠れていたネゴシアンラインながらも希少な’67のアロース、彼女のエチケットを張られるにあたってリコルクがなされますが それももう随分前に行われたであろうコルクの状態で。’60年代にしてはやや個人的には若さも感じられましたが、一般的には吸い込まれるような透明感にメリハリの有る酸のヴォリューム感にその素性が感じられます。
アンリ・ジローのラタフィアも〆に甘美な世界に誘うものでしたが、やや追い出すような形になってしまい申し訳ないです。
最大の顧客のお一方でしたが、先月今月の動きを考えると ややペナルティー・・・・と言うと失礼ですが、その時間が開かれた理由がお伝えいただけ。それは仕方ないな!では有りましたが、人生の転機でも有られるだけに 何か有られたら可能な限りの まあ大したことは出来ませんが。
久々の7名様でしたので、アンリオのマグナムからでしたが お料理の段取り中に やはり深夜2:00頃からでも あっという間に。’90年代のマグナムのシャンパーニュも手持ちが僅かになりつつあります。
赤は、何時も通りのブルゴーニュですが 先ずはフォレのヴォーヌ・ロマネのピュアな果実味を。流石に動きはゆっくりとに成るのですが お料理の対応が終わった僕には やっとご一緒の時間帯で 何となく もう少し飲み足りられない この量です。
〆はレギュラーボトルにて’77のサントネイを。前夜は選択肢から弾かれることになったヴィンテージのこのシャペルですが、個人的には予想通りの素晴らしく柔らかい果実間に 透き通る果実間が僕はブルゴーニュに求めるところかと。マイナーアペラシオンの難しいヴィンテージですが、正直このくらいの しなやかさが腰を据えて呑み込む醍醐味かと。
久々の紫煙も3本あがる優雅なお時間でもあり。
              Sommelier R.Imamura