Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’90’78’61

日本のワイナリーさんの当主の方のご予約が。以前は、僅かながらですが使用させていただく機会も幾らかございましたし特に彼の名が冠されたキュヴェの白は非常に濃密で日本のワインも世界レベルにも臆することのないものだと思わせるものも。ですが、やはり通常扱わせていただくフランスワインのように飲み頃を迎えたヴィンテージのボトルは正直造り手さんのストックもほとんど無い状況で。その為、現行ヴィンテージの仕入れになるのですがこの流れだと僕のリストには中々入っては参りません。そしてもうひと段階京都の中々気難しいワイン商の彼のおメガネに叶わなければ流通すら無くなりつつあるのも・・・・。まま、ここが全てではないのですが忘れ去られたような段階で今年のお正月から営業の方がお越しになられた次第です。まま、幾らかならばいただくお話はしたのですがその後の進展もなく。そんな中、数年前の仕入れでエージングされたヴィンテージ’04をお取り置きさせていただくご利用で。4月が楽しみな限りです。
で昨夜のしばしのお別れのマダムに久々の経営者の皆さんは
・Bollinger RD’90
・G.H.Mumm’61
・Aloxe Corton Les Chaillots’78 Louis Latour
前半のムッシュは、今回はお一人で。ドルーアンのマランジェのプルミエ’89がやはりグラスで飲めるのならば流石に幸せな表情でしょう。4月のお花見のご利用も是非是非お待ちしております。
深夜の動きは、4月から新社会人になられるマダムがこっそりと。しばしのお別れとはなるでしょうが、まま東京になられても今は数時間の移動ですのでしばしばドクターにお会いに戻られた際には是非是非心より。そんな〆のシャンパーニュはやはり’90を。先日の’88もそうでしたがこの’90も未だに溌剌とした酸も残しますが、温度の上昇でそのボンドも愛飲する密度が見え始めます。
後半は追い出してしまうような形になってしまい僕自身も残念でしたがお許しください。またまた。
今年初の経営者の方がお二人おられましたが、同級生のお二人にはもっともっと応援していただきたい!と勝手に思っておりますが。それにしても、若いとは思いますが僕智同世代の経営者の方々が4名もそろうとそれはそれはオーラが。贅沢にもマムの’61からスタートが3:00すぎからにはなりましたが。琥珀色に熟成したF1の祝杯シャンパーニュでもありカサブランカの乾杯の1本。また、偉大なヴィンテージのひとつでもあるこの銘柄は先の’61ヴィンテージのドクターかこちらの社長がターゲットではありました。やはり。
〆はマグナムのアロース。これまた贅沢な’78ですので、文句の付けようがない。透き通るような洗練されたピノ・ノワールの果実味は日頃のハードワークをこなされる彼らには相応しく。
それにしてもこんな時間でも汗だくでお料理いたしましたが、良く食される。そのバイタリティーも流石です。
               Sommelier R.Imamura