Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’97’89’84’83

本日のお昼間は、月末のお支払いに銀行に。ATMでは完全に限度額を超えた出金を今月はこなしておりましたので、家庭へのお給料は月が変わるまでまってね・・・・。でしたが、何とか何とかのお支払いが為されました。まま、12月のストックがまるまるスライドしていったようなものですが年末が無ければ一体どうなっていたのかと思うと。
そんな折に出勤後に営業に来られた若い女性でしたが、某媒体の出版社さんでしたが比較的カジュアルな内容の雑誌との認識が有りましたので。また、この10年来余程のことが無ければその手の取材は受けてはおりませんもので。もちろん、凄く儲かっている訳ではないので考えさせられるものはありますが やんわりとお伝えしようとさせていただいておりましたが中々粘られたので悪気は無くお伝えさせていただきましたが。だって、こちらの雑誌さんはしょっちゅう担当者の方が離職されその度に新たな営業の方が来られるものですし・・・・。
で昨夜の久々のご常連さんの動きが感じられる晩は
・Chateau Rol Vatentin’97 St Emilion
・Chateau Laville Haut Brion’84 Graves
・Auxey−Duresses’89 Joseph Drouhin
・Pommard Epenots’83 Louis Latour
前半に顔を出してくれた若いソムリエさんでしたが、ままグラスでしばし世間話を。まあ、色々ありますね柵もあるでしょうし。
そして深夜のマダムは1杯のところが随分長く引っ張ってしまいましたが、2月の特集のサンテミリヨンの愛らしいエチケットのロル・ヴァランタン。’97は正にしなやかさを讃えた飲みごろの1本。チョコレートの風味も感じさせられると言うと出来すぎでしょうか?
久々のドクターは、どうやら体調も崩されていたようで。そうだよな、お待ちしていた気がいたします。今宵は’84のマダムでしたので白の面白みのあるラヴィーユ・オー・ブリオン、グラーヴの優良シャトーですが何せ’84ですよ。ただただ、この銘柄の’84は記憶の中でも数本の抜栓経験があったかと。アタックは線の細さは気になりますが、余韻に上質なコクが感じられるのですよ。流石のグラーヴの逸品。
こちらのお二人もひさびさでしたが、変わられない飲みっぷりの2本で。ただ、今年は少し飲酒量を抑えるとの微妙な表現も。
’89のマダムに何時ものブルゴーニュ、やや淡いスタイルながらも優良なヴィンテージの’89はストレートに甘味を感じさせてくれる優等生。
2本目は’83のプルミエを。こちらは、これもヴィンテージかな?序盤は酸の立ち上がりが気になるのですが中盤以降の噛み締める果実味が洗練の姿です。ドルーアンとルイ・ラトゥールとはベタなネゴシアンのセレクトですが、これもまた現実的な選択かと。

             Sommelier R.Imamura