Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’00’94’84’82’69

本日のお昼間もジムに。縁起の悪いことに、受付にお出しする会員カードが怖いほど綺麗に真っ二つに。まま、手遊びのように少し力を入れてしまっていたのですがあんなに綺麗に割るとは・・・・。
ですが、受付のお姉さんにエクササイズ後には綺麗に新しいカードに刷新していただけておりました。当たり前のようなことですが、やはり割れたものを返却されるより新しいカードに心落ち着くことに。
で昨夜の1月の駆け込みのような素晴らしいワインたちは
・Pommard Les Charmots’82 Jean Michelot
・Cotes du Rhone’94 E.Guigal
・Lanson Noble Cuvee Brut’00
・Gevrey Chambertin Clos Prieur’84 Roy Pere & Fils
・Santenay’69 Joseph Drouhin
2月も目前でしたが、今宵はオフだったのですかね?芸妓さんは恒例のお化けの心配をされながらも前半はゆっくりとお付き合いする時間帯にも。
中盤には校長先生がたが。今宵は我が子の小学校の校長先生はおられませんでしたが、まま教育者の皆様も現在は非常に色々と難しい問題にも直面されているかと。
ポマールの熟成したプルミエ、リコルクの様子は見かけられますが比較的綺麗にコルクには浸透しており何時もながらこのジャン・ミシュロは掘り出し物と思われます。豊満な果実味とまではいきませんが。
2本目は非常に難しいご予算の提示でしたが、このギガルのコート・ディ・ローヌでしたら流れ的にも非常に楽しめるもの。’94は十二分に熟れた果実の味わいが愛らしくチャーミングな1本。
深夜に動くとやはり皆様綺麗どころを伴われて。
同姓のムッシュは、今宵もシャンパーニュ・ラヴァーのお姉さんを伴われ高貴な1本を。やや、溌剌とした酸が残るのは致し方ないことですが今回も余韻のふくよかさが上質さの証かと。
そして連夜のお二人には相変わらず頭がさがる思いですが、流石に後半はお疲れのご様子で。ソファーにどっしりと腰を下ろされしばし寝入る瞬間も。
このところシャンパーニュづいていたお二人でしたが、連夜のブルゴーニュ・オールド。まま何時もどおりとも思いますが、こっちの思惑でもありますが大分放出ぎみの銘柄にもなりますか・・・。
この難しいヴィンテージを連夜の抜栓になりますが、上質なボトルには驚く程のピュアな味わいが隠されているのです。吸い込まれるような透明感の色調に優雅な香りは、流石の一言。肉付きの良い今宵最上の1本かと。
〆は’60年代の最もポジティブなヴィンテージのひとつから。アペラシオン的には、ややピークをすぎるものでもありますがヴィンテージの興味深い味わいが徐々に。アタックの香りのひねたニュアンスが還元香であり中盤から凝縮する甘味の塊が。連夜のお疲れ様の時間帯にもなりましたが、僕も久々の紫煙を楽しませていただけました。
                          Sommelier R.Imamura