Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Chateau Mouton Rothschild’73

本日のお昼間もジムに。その後は配達された宅配便のひとつは先日のお客様の間違われたお上着が。早速、本日東京へと配送いたしましたが救われたのは下世話な話ですが心ばかりのお札が同封されており。複数のやり取りがなされる為、配送費が発生することにも懸念していただけに。有難うございます。
そしてもうひと箱は、やや野心的な仕入れのワインの王様が。ヴィンテージ’77の王様、色々な経緯でかなりお安く仕入れることが出来たのですが まずはやや液面が低く。そしてキャップシール上部には噴いた形跡も。ですがですが、液体の色調は非常に透明感も高く吸い込まれるような美しさです。一応、意図するところもございますが どなたかご興味は有られないでしょうか?
で昨夜の昇格のヴィンテージは
・Louis Roederer Cristal’04
・Chateau Mouton Rothschild’73 Pauillac
中盤に難しい展開があり。お人数が計れないとのお電話がありましたが、正直どのような展開でもお受けしたい顧客ではありましたが既にお越しのお二人にそれでは余りにも申し訳ないと思い。
ですが、後ほどのご連絡をお約束しておりましたが先方の留守電がフルの状態で。結果3時間以上連絡がつかず、もう酔われたのでしょう?と諦めかけておりましたが、深夜のお越しに驚かされ。
その後は完全に憂いは晴らされました、正にそんなクリスタル。正直この若い若いヴィンテージはひさびさですが、それでも流石の味わいです。熟成した深みは感じられないものの、そのポテンシャルはロシア皇帝が寵愛しただけあるもので。
そして、真髄はその後の赤で。
同級生の社長さん、先日のラ・ターシュにラトゥールなど堪能いただけましたが今回は昇格のあの1本を。作柄的には正直難しいものの個人的にはストーリーを含め是非是非お試しいただきたい銘柄で。
ピカソが描いたこのヴィンテージ’73、そしてフィリップ男爵が目指した格付けの変化をもたらしたこのヴィンテージ。そんな物語はバイタリティ溢れる彼には最も。ただただ、今回も途中からカウンターで突っ伏す形に。神戸までMKさんのワンボックスで揺られていかれ。
それにしても、大きな額の決済ありがとうございます。前回は売掛になりましたが、再度のご利用が確約されていただけに助かりました。ただ、中々のカード会社さんへの手数料ですよ・・・・。僕のカウンターでもブルゴーニュのオールドが1本飲めますから!                            Sommelier R.Imamura