Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

イタリアの希少からブルゴーニュ・オールドへ

本日のお昼間は、子供たちを叱咤しながら夏の楽しみのひとつの為に胡瓜の苗を。今回は6つの苗を購入しましたので、空いている中程度の鉢にひとつづつ。まだ、10cm程の小さな苗ですがこの梅雨に病気にかからないことを祈りながら。
次は苗が伸びて来たらネットの準備もしないとね。
で昨夜の希少なイタリアの2本とブルゴーニュのオールドは
・Masseto Cru Superiore di Merlot’87 Tenuta dell’Ornellaia
・Calvari’95 Miani
・Volnay’89 Louis Latour
・Vosne Romanee’79 Louis Jado
・Morey Saint Denis’73 Faiveley
・Pommard’82 Jean Michelot
・Moet et Chandon Brut Imperial Rose’66
いやはや、非常に酔ってしまいましたし疲れましたが とてもとても楽しく月初のムッシュのお越しに安堵も。
まだまだ、業界内では明確な対応策もなさそうなようですが結局はこの晩も医療業界の皆様に。
トスカーナのペトリュースとも言われるオルネライアのマセットー。自身の認識ではこの’87がファースト・ヴィンテージ、何度か抜栓させていただきましたが遂にこのボトルが最後の1本でした。抜栓直後から拡がるプルーンの豊満な香りが印象的ですが、またまた引き締まるボディも見せつけて。流石に徐々に広がるブーケに時間と共に纏まる果実の甘みはボルゲリのクリュ・スペリオーレ。
この流れに久々にご一緒のチャンスをいただけました。お食事からお立ち寄りいただく形になりましたが、個人的にも初体験なレフォスコのカルヴェリ。しかも’95は非常に非常に希少な逸品で、あのワイナート誌の葡萄の画像が思い出されます。やや、気に成るところもございましたがかなり濃密な味わいにこれまた納得で。それにしてもレフォスコでこの価格帯は・・・・・。またしても紫煙が愛おしく。ここから今宵の加速が。
連日のご利用は本当に。京都の学会は、こう言った意味合いも有難い。まずは安心感のヴォルネイの’89は、若い果実のコンフィが見え隠れ。
2本目は’70年代後半でこちらも安心のジャドで。ここからトリュフの熟成香も。
3本目は’73のこちらも安心のフェヴレイでしたが、香りにお醤油が混じりはじめるとやや問題点も。まま、いいか。これは僕好みでしたので先のムッシュといただきながら、仕切り直しのこちらも安心のジャン・ミシュロの’82で。現段階でのこちらの皆様のお好みは’70年代後半までは答えかなでした。今宵も可能な限り、心よりお待ちしております。
〆は先に一時まで目の保養をされ出られたムッシュは、戻ってこられ。もう、ワインのセレクトには心躍るボトルの数々でしたがこの’66のロゼも甘みを楽しむシェリーのように。琥珀色の半世紀の熟成したシャンパーニュは、モエのNVの30年熟成ボトルと共に知的な酒宴でしょうか。

                    Sommelier R.Imamura