Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’74’71’71

休日はサッカー日本代表戦を堪能いたしました。まあ、力の差は当然ながらではありますが真剣勝負の中では何事も簡単には行かないもので。そんな中でのホームゲームではありましたが、久々に自宅のテレビで見れたのは嬉しかった。金曜の2戦目は、当然ながら仕事中ですので致し方無いですが益々の好調を期待いたします。
で先週末の三日連日の晩は
・Monthelie’74 Boisseaux Estivant
・Aloxe Corton’71 Louis Latour
・Romanee Saint Vivant Les Quatre Journaux’71 Louis Latour
やはり連日とはいかない中々難しい晩にはなりましたが、今回の京都への学会期間中の三連夜のご利用は非常に有難く。この晩もお三方でのご利用に最もゆっくりとお相手もさせていただけ、結局今回の理由もお伺い出来ることに。
最初の晩にアプローチさせていただいたジャン・ミシュロのブルゴーニュ・ルージュの’80のご提案価格と味わいに評価が得られたようで。まま、こう言ったワインは山形では中々飲めないとのことでしたが確かに熟成したブルゴーニュのボトルは限られたもので・・・・・。
今宵は前夜の’73のフェヴレイのモレ・サン・ドニの再検証のような形にもなりましたが、個人的には想定していたこととは異なりましたが良き傾向かと。
ボーヌのネゴシアンのこのボトルですが、こちらも危険な感じの’74ではありましたが以前のテイスティングでの印象は決してでしたので。
ですがこれはやや懸念する香りも孕んでおり。お醤油のニュアンスもございましたが、甘みのバランスは楽しめるものでしたので今宵はここから。
続いての’71は正に安心感のルイ・ラトゥール、アロースでしたがやはり恵まれたヴィンテージと見るからに良さそうな状態にピュアなブルゴーニュの綺麗な熟成を。やはり保存状態は繊細なこのエリアのワインには必須かと。
3本目はグラン・クリュへとリコメンドされるのですが、’71のキャトル・ジュルノーで遊び心も。こちらは裏張りがバークレーさんで、ノスタルジーもまた一段とでしたがこの時代はやはりリーファーの存在は色々かな?やや熱のニュアンスも混じる味わいながらも、流石のグラン・クリュ!透き通るような透明感の中に凝縮した果実の味わいはこの三日間の中でも飛び抜けた味わいであったことは言うまでも無く。
ありがとうございました。また、京都にお越しの際は是非是非お越しいただけることを心より。

                        Sommelier R.Imamura