Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’76’75’59’53

本日のお昼間は、月末のお支払いに。うーん、お恥ずかしながらも今月は貯金を使い果たすぐらいの感覚に。期待も半分くらいでしたが、やはりご入金が為されていなかった・・・・。再度のご請求をさせていただくか。
まま、それでも何とか何とか7月も終わりますね、8がつもまた過酷な戦いは続くとは思いますが顧客の皆様方には心よりまたご愛顧いただければ幸いです。今年は非常に暑いですが、一時の涼を求めに如何でしょうかね。
で昨夜の久々の極上のオールド・ヴィンテージは
・Zinfandel Geyserville’76 Ridge Sonoma County
・Chateau Calon Segur’59 St Estephe
・Chateau Beychevelle’53 St Julien
・Louis Roederer Cristal’75
本当に月末に救う神と言いますか。今月のお支払いには間に合わなかった昨夜のご利用ですが、それでもやはりここにも勇気を頂け。
久々でしたね、こちらのドクターも。お連れの何時ものマダムは金髪のカツラを被られておられましたが、気が付きますよ!失言も無く、事なきを得ましたが。
’76ヴィンテージを、ダイレクト・メールから選ばれ。リッジのジンファンデル、希少であり且つ素晴らしく個性的な1本。予想通りの濃密なポートのような味わいに熟成しており、この時代のカリフォルニアのスタイルが良く感じられます。
この後は、カウンターが詰まる展開ですが先日’27のポンテ・カネをご準備させていただいたムッシュは今宵も社員の皆様を引き連れて。
結局、1本のシャンパーニュで終わりましたがままお疲れも有られたでしょう。選択肢の中から選ばれたのはシャンパーニュの最愛のひとつのクリスタル。’75は前向きなヴィンテージのひとつですが、やはり黄金に輝く熟成した蜂蜜のような液体は間違えなく今宵最高の1本で。
先のお二人は、続いてボルドーを。今夜は結局ブルゴーニュには至らない珍しい晩でしたが、ヴィンテージ’59’53となるとまたノスタルジー。もちろんこの二つの生産年はボルドー・エリア最上の優良年。開けたてはやや鉄のニュアンスが、拡がりますがぐっと未だに豊満な果実の塊が現れます。特にセギュールは、ほぼ完ぺきな状態で。ベイシュヴェルは、ネゴシアン・ボトルでハーフ・ボトルだけに如何なものかとも思われるかもしれませんが以前扱ったボトルと変わらずこちらもグット・ヴィンテージの為せる技かな。
(画像のクリスタルだけは、ヴィンテージが’73にて、’75は当然ながらのお持ち帰りです)
                      Sommelier R.Imamura