Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

’77白髭

本日のお昼間は、早起きではありましたが自宅のリビングで二度寝をしてしまい。新年の営業をこなしながら意外に疲れも溜まってるのかな?ですがですが、気が付けば1月ももう半分を過ぎるところまで・・・・・。数字的にもまだまだ安堵に繋がる段階ではないので、頑張らなくては。
微妙に鼻の調子が芳しく無く。ひょっとしたら早くも今年は花粉症?と思い昨年の残りのお薬を飲み込むことに。
で昨夜の白髭は
・Chateau Larcis Ducasse’96 St Emilion
・Corton Charlemagne’77 Cauvard
久々にと言いますか、今年に入って昨夜の晩は初の満席の状態だったのでは?22:00ぐらいからのスタートではありましたが、上手いことお席も回る展開でストレスは全く。
ただただ、久々に見たな足腰が立たないと言うのはこう言うことなのだといったマダムの姿を。随分飲み込まれたいたのかもしれませんが、お越しになられた段階から怪しい空気は流れていただけに。
思惑が見え見えの男性の行動にも呆れる部分もございましたが、まま致し方ないか。個人的には女性自身の問題かとも。
今宵比較的、現実的な銘柄のワインが多数。グラスにも併用するアイテムが有る意味では利益率は上げてくれるのですが。ですが、正直スパークリングのエンリコ・セラフィーノもシャンパーニュ製法で仕上げる’01ヴィンテージ、ギガルのコート・ディ・ローヌも’94の熟成感、シャトー・コス・ディステュルネルのセカンドも’95ですのでボトルでも十二分に楽しめる銘柄ばかりかと。
何時もながらのグラス対応のムッシュながらも、結局ボトルを飲み切る感じになるのもお話に華が咲かれた証拠かな?サンテミリヨンのグラン・クリュのラルシス・デュカス、’96は近年の過度に味付けされたスタイルのサンテミリヨンの他のシャトーとは異なりクラシックな味わい。しなやかで纏まりのあるスタイルだからこそゆっくりと腰を据えて。
深夜のムッシュは、今年御挨拶を。白のリクエストがあればこちらにと考えていた’77のシャルルマーニュ大帝。先ごろ大量にこのドメーヌのボトルはリリースされたような様子が見て取れ、またエチケットに手書きの様に書き込まれたヴィンテージがまま価格相応のボトルなのかな?と心配もございましたが何のその。十分に熟成されたワインであることは浸透しきったコルクと液体の色合いからもはっきりと。
やや淡い感じのバターソースではありますが、ミネラルの力強さとボディのふくよかさはその名に恥じない流石のグラン・クリュ。
お連れの祇園町のお姉さんも含めて今年もよろしくお願いいたします。

                        Sommelier R.Imamura