Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

本日より!

改めまして明けましておめでとうございます。
本日より2014年度の営業をスタートさせていただきます。
お正月休みは、初めてではないかな?5日間もゆっくりとさせていただきましたが、それにしても色々な出来事が新年から起こりました。波乱の年になりそうですが、本厄真っ只中になります。変わらないご愛顧をよろしくお願いいたします。
で昨年の大晦日のやはりのフランスの名醸ワインは
・Griotte Chambertin’77 Joseph Drouhin
・Gevrey Chambertin Clos des Varoilles’71 Des Varoilles
・Chateau Lagrange’94’83 St Julien

昨年の大晦日は、一昨年の比べるとやや静けさで。
その中での一昨年同様のご夫婦のお越しに非常に感謝の気持ちを改めて。奥様は1年ぶりになりますが、相変わらずの変わられないお姿とビジネス感に僕自身も。
一昨年の王様のリベンジのような気持ちもありましたが、このグリオット ドルーアンらしい安定感とやはり特に熟成したブルゴーニュは当然ながらボトル・コンディションが本当に大切だな。ゆるい質感のヴィンテージではありますが薄旨の正にブルゴーニュ・ラヴァーを唸らせる特別な逸品だ。
初詣にはややお時間もありましたので、2本目は’71に。グラン・クリュとはいきませんが、プルミエの上質な味わいは流石の偉大なヴィンテージがはっきりと。どちらも素晴らしいブルゴーニュの名醸ワインですが格付けとヴィンテージ 果たしてどちらがお好みだったでしょうか?ただ、価格は前者が歴然ですが・・・・。
お友達を伴われたムッシュはお約束通り。おそらくの考えでは、やはりボルドーがお好みかと。ですので先ずはのラグランジュ、男同士で飲み込むには3級のグラン・クリュでも贅沢すぎるかもしれませんが この’94は丁度飲みごろでもありながらも力強さも改めて感じさせるもの。丁度今年で20年のヴィンテージとは思えないほどですが。
そして比較も含めて意味ある’83へと。相変わらずですが、この’83はサントリーさんがシャトーを購入したヴィンテージ エチケットも嘗ての趣あるものですが評価は如何せん。ただただ、何度か扱わせていただく機会はございましたが何時もながらこの’83は柔らかく熟れた上質なボルドーの味わいを約束する中々のものです。もちろん、味わいも素晴らしいですがストーリーもまた味わいに大きく左右する条件と言うのも否めないものなのです!

合わせて大晦日にお土産までいただきながらも、年越しのシャンパーニュすら振舞わせていただくこともなく非常に申し訳なく・・・・・。拙い年越し蕎麦で昨年もでしたがお許しください。

            Sommelier R.Imamura