Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も偉大なブルゴーニュ

本日のお昼間もジムに。師走の雰囲気も感じさせられながらも、日曜日の選挙が迫るだけに今週末の動向は読めないな・・・・・。
で、本日はお届けのワインが1箱にこちらからお届けするワインが1本だけ。
届いたシャンパーニュは、’99のブルーノ・パイアールと’95のフルーリーのドゥー。どちらも6本づつですが特にデゥーは甘口表記ですのでテイスティングしてみないとどの程度の甘味が備えられているのかは解らないな。新年の逸品のひとつです。
そしてお送りする木箱は1本ですが、シャトー・ラトゥール’88を。お歳暮にとのご依頼でしたが毎年ラトゥールを送られているとはお見逸れしました。
で昨夜のこれまた極上のブルゴーニュ
・Vosne Romanee’04 Domaine Leroy
・Clos de Tart’90 Mommessin
前半はこれまたやはり閑散と。サッカーの試合が行われていたのも理由かもしれませんが、どうも店内のワインセグは10チャンネルの映りが異常に悪く。1点目のゴールシーンもその瞬間に画像が止まる何て意地悪な展開かと心折れておりましたが3点差が付くともうあまり興味はなくなり。
そして中盤から何時ものドクターが今宵は珍しい時間帯でしたが、午後からオフで神戸とは羨ましく。で、今回も甘えてしまいましたが やはりこのドメーヌの’04は予算さえ可能ならば是非一度はお試しいただきたい極上のデクラッセです。このヴィンテージはマダムのグラン・クリュは一切存在せず全てこの村名やACに含まれております。諸説ありますが、いずれにしてもこのボトルの中には全てのブルゴーニュの素晴らしい要素が凝縮されており。唯一は熟成感がかけておりますが、この’04だけは別格です。まるで飲むパフュームとは正にこのことで。
そして、意外なムッシュでしたがご縁があられるのか先日もご一緒されたので今宵も。’90にも意味がありましたが、この希少なグラン・クリュのヴィンテージ・シールはカビに覆われており。濡れタオルで少し擦りましたが逆に繊維が砕けてしまい結局コルクでの確認をしていただくことになりましたが当然ながらコルクはまだまだ元気なものです。先のドメーヌ・ルロワよりも小ぶりながらもやはい熟成した味わいは優雅な香りをと柔らかい味わいを持ち味として深夜に飲み込むブルゴーニュとしてはこの上なく。

                        Sommelier R.Imamura