Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Nuits St Georges

本日のお昼間は、やっと軌道に成りはじめたようにジムに。気のせいか?本日のカロリー消費を表すバイク・マシンのデジタルは540Kcalを越えておりました。40分間の自転車こぎになりますが、特に上半身はスエットを着込んでおりますので汗だくに。それでもお腹の脂肪は減らないな。
ちなみに昨日の鑑賞映画の”キルビル”でしたが、本日は予想通り”キルビル2”が流されておりだらだらと見てしまいました。
で昨夜のニュイ・サン・ジョルジュは
・Nuits St Georges Clos des Porrets St Georges’79 Henri Gouges
・Nuits Saint Georges Les Porets’74 Georges Chevillon
・Volnay En Caillerets’94 La Pousse d’Or
個人的には、もし可能であればグラスでのご利用のお客様にも将来的にはボトルで極上のワインを愛でていただきたい!そんな思いを何時も少しづつならずもお伝えしているつもりです。
何故ならば、やはり1本のボトルを分かち合いながらその変化も合わせて楽しめるものだと言うのがワインの素晴らしいところかと。もちろんテーブルワインをカジュアルに楽しむのであればそれはそれで深く考える必要もないでしょうが、やはり極上のものに出会う確率はおそらくはグラスではなくボトルのゲストがほとんどだろうから・・・・・。
東京からお越しのムッシュは、ですがやはりグラス1杯がどうやら限界の酒量のようです。これはこれで体質的なものですので仕方ないか。中々、難しいもので。
深夜のムッシュも新年初のご利用でしたが、ままお立場上年末年始はバタバタとされておられるでしょう。そんなことも有ってか今宵は久々に2本半をマダムと。実際は半分以上を僕の肝臓が吸収しましたが・・・・・。
今は無き、アンリ・グージュ。意外にも最近になってこのくらいのオールドが見つかることが。先日の’82も合わせて本当に綺麗に熟成しているブルゴーニュの繊細さをひしひしと感じさせてくれる味わいに改めてこのドメーヌの評価を再認識させられます。未だ’90年代のものには疑問点は感じますが後10年もすればこの’79のクロ・ド・ポレのように美しく昇華するのかな。
この造り手も評価著しいものの今回は明らかにヴィンテージのキャラクターが。’74ヴィンテージはやはり難しい!そんな表現をしなければいけないかな?ある意味では希少なボトルだけにこのワインを必要としている方にお届けしたいものでもありますが’79からの流れだけに目の前に直ぐ見つかったこのレ・ポレをセラーから。今宵は2本とも辛うじての抜栓でしたが、開けたてはやはりこの’74 香りを振りまくほどの外交的な性格は一切。徐々にその臆病な性格もオープンに成りはじめた頃には全て体の中に。
〆はハーフでプスドールを。流石に375mlでは、’70年代のブルゴーニュの手持ちは残念ながら・・・・・。

                      Sommelier R.Imamura