Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

何とか無事に解禁を

本日のお昼間もジムに。週3ノルマは何とかこなしておりますが、どうも最近食欲の秋と言いますかね・・・・・。お腹の膨らみが一段と目立つ気が致します。
その後は食材の買い出しにも。どちらさんもボージョレ・ヌーヴォーの解禁を告知する張り紙などが見受けられますが、来年以降もどうなっていくのだろうか?もちろん、内容に関わらず今年の収穫を祝うお祝いのお酒としての認識は変わらないでしょうが。
で昨夜の我が店の解禁は
・Caillou  Blanc Chateau Talbot’98 Bordeaux
・Vonlay’94 La Pousse d’Or
・Beaujolais−Villanges Premieur’11 Louis Jadot 3L
前半のご予約のゲストの動向には、ヌーヴォーのご所望も無く昨夜の展開からしても 我が店ではひょっとしてヌーヴォーは出ないのか?そんな不安のよぎる展開で。
まま、経営的にはボージョレよりも上記のグラン・ヴァンを扱わせていただく方が意味もあるのですが。
すっきりとした辛口の白ワインからのスタートでしたが、このボルドーの’98のブラン・ド・ブランはすっきりとはしながらも奥に潜む熟れた味わいは中々の洗練されたスタイル。このエリアから産する白ではイケムのイグレックを筆頭にパヴィヨン・ブランやエール・ダルジャン、オーブリオンなどももちろん素晴らしいですがバランスとしてラグランジュやこのタルボの存在は見逃せません。
相変わらずデクラッセされたお買得のプスドールの村名、この’94のヴォルネイも淡いタッチながらも長い余韻にドライフルーツのようなねっとりとした果実の凝縮感に改めてブルゴーニュの銘醸地たる所以を思い出さされます。
で、一時は西村さんにこの3Lのボージョレ・ヌーヴォーの転売先を探してほしい旨まで打診する始末でしたが後半に団体さんからのご所望があり ほっと安堵を。まま、何とか原価は回収するに至る程度ではありましたが・・・・・・。
毎年、素晴らしい出来のレポートが届けられるこの新酒ですが今年はあまりその手の内容は聞こえてこなかったな?率直な印象としては、やはり過去の’05がもっとも印象的だったかな・・・・。
今年も1杯だけはせめて楽しまれては?何時も通りの愛らしいガメイのフレッシュな味わいです。

                         Sommelier R.Imamura